IT企業にて営業として活躍されている井出由希子さんの就職活動体験談です。彼女の就職活動とは?
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質問 その1)まずは現在の仕事内容をお聞かせください。
カリフォルニア州トーランスにある日系IT企業で営業のお仕事をしております。基本的にはテレマーケティングをした後、お客様の所へ往訪して、商品の説明といった仕事内容をしております。問題が起こった時のテクニカルサポートでは、幅広いITの知識を吸収して、毎日とてもよい勉強になります。
営業の仕事だけでなく、ウェブサイトの改善や、パンフレットと資料の編集業などもさせて頂き、様々な経験をさせて頂いております。
質問 その2)バックグラウンドを教えていただけますか?
Chicagoで4年間幼少時代を過ごし、日本へ帰国した後、大学を機にCalifornia へ渡米してきました。2003年秋にカリフォルニア州立へ入学し、2006年冬に卒業しました。
大学では、マスコミ学のテレビ報道を専攻し、人種学を副専攻しておりました。素晴らしい教授に会い、マスコミ学の教授が手がけていたしていたドキュメンタリー制作のお手伝いをさせて頂いたり、人種学の教授の出版物の手伝いをしたりと、通常の授業だけでは学べない様な経験も多数しました。
大学在学中は、学内のコンピューター室で働きながら、インターンシップなども意欲的にこなし、自分の夢に向かって猪突猛進に頑張りました。
学生時代の経験を生かし、大学卒業後はサンフランシスコの某大手ニュース局へ就職し、数ヶ月働いた後にビザの関係上退社、現在に至ります。
質問 その3)井出さんの就職活動の体験を教えてください。
インターン時代にお世話になった方から、某ニュース局に空きがあると聞き、応募をしました。就職が決まった直後に、ビザサポートがない事を聞かされ、再度就職活動を始めました。
毎日インターネットで自分に当てはまる就職情報を見つけては応募し、更には人材派遣会社にも登録し、興味深そうなポジション全てに応募をしました。
日米関係なく、興味深そうな企業全てに応募し、合計9社から面接の依頼が来たものの、やはりビザの問題でお断りされました。
12月に卒業した場合、H1-b ビザサポートが欲しければ、遅くても2月までに就職しているのが理想と聞かされてはいたものの、3月になっても就職が決まっておらず、もう諦めて日本へ帰った方が良いと言う声も度々耳にしながら、それでも諦めずに前向きに就職活動をしました。
そんな折、アクタスコンサルティング様からお電話を頂き、現在住んでいる所からは少し離れますが、面接に行きますか?と言われ、ご紹介頂いた企業に目を通して見ました。自分が大学で専攻していた内容とは全く異なっていたものの、最先端のIT技術を駆使している会社に興味を持ちました。
ご紹介を受けてから飛行機のチケットを購入し、数日で面接へ行き、面接した同日に就職の内定を頂きました。
まだ若い会社という事もあり、爽やかで風通しの良い会社で働きやすそうだと思い、面接に行った翌日に就職決定という形になりました。
質問 その4)就職活動をされている皆さんへのアドバイスは?
自分の目標を明らかにする事。自分の夢を大切にする事。例え困難な道のりだったとしても、現実と向き合う強さを見につける事。10年後、何をしていたいか考えて、それに向かって今日自分は何が出来るか?という事を考える事。
Everything Happens For A Reason…..何があっても、それは自分のプラスになる事なので、努力を惜しまずに頑張ってください。
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井出さんは新卒者でビザスポンサーが必要でしたが、目標をはっきりと持ち、持ち前の機動力とスピードで現在のお仕事を見つけていらっしゃいます。皆さんも、就職活動について迷った際には、ご自身の中でのプライオリティーを見つめなおし、様々な可能性を考えながら、目標に向かって進むことが大切なのかもしれませんね。
質問者:松浦(LAオフィス)