2017-06-27
先日、日本出張の際に金沢に行く飛行機の機内から富士山を見ました。
おそらく、50年以上生きているが、富士山を上空から生でみたのは初めてではなかろうか。
そしてその富士山を見た瞬間に出た一言。
「えっ、あなた本当に富士さん?」
まるで別人のように変わり果てた小学校の同級生にあった時のようだった。
私の知っている富士さんは、情緒的でいつも穏やかでとっても包容力のある人。
今見ている富士さんは、ゴツゴツしていてとっても男性的で、つまらない冗談なんか言おうものなら、たちまち噴火しそうな感じだ。
見る角度によってこんなにも違うものなんだなあ~。なんかとっても得した気分になったけど、その後すぐにある種の不安が襲ってきた。
それは、NYのような忙しい街に住んでいると、いつも早歩きで毎日を過ごし、ほとんどの事をきっと一方的な見方しかしてなくて、それらすべてを理解した気になっているんじゃないかと。。。。
一日一日をもう少しゆっくりと眺めながら過ごした方が、人生得した気分になれるのだろう。
まずは、毎朝のバス通勤で携帯を見るのを止めて、セントラルパークの景色をもっと見つめる事からかな。
きっと又別人のようなセントラルパークに出会えるのかもしれない。
鈴木