2017-07-05
“75%の部下が、上司と仕事帰りに飲みに行きたいと思わない。”
(2015年全国の20~59歳の中間管理職と一般社員300人の統計)
職場によっても差があると思われるが、かつての日本企業において、仕事の後に上司/同僚に付き合っての(または、付き合わされての)“飲みにケーション”はある意味当然と思われていたが、衰退の傾向にあるという。
当の上司も長引く景気低迷で小遣いが少ないからなどの理由により、飲みに行きたくない、との回答は49%にものぼる。
上司の中には、良かれと思っての部下への一言が、セクハラやパワハラととらえかねないとの懸念で、部下とのコミュニケーションに不安を持っている場合も多いという。
また、ワークライフバランスの重視などで多様化した職場意識の中で、時間外の交流が難しという現実もある。
そこで“飲みにケーション”に代わり注目を集めているのが、“おやつ”だという。
単にオフィスにお菓子を置いておくのではなく、積極的に取り入れることにより、
円滑な意思疎通や、業務の改善に活かしているという。
江崎グリコは定期的にお菓子の補充や管理などを行うサービス「オフィスグリコ」を展開しており、また包装にメッセージを書き込めるゴーフレットなど、ビジネスに特化したお菓子の企画や詰め合わせの宅配などを行う企業もあるという。
おやつの時間もなく、何時でもどこでも自分が食べたいときに食べる、という人が多いアメリカの職場であっても、お菓子を介してコミュニケーションが生まれ、何かを共有したり、情報を交換したりする機会となっていることは実感としてある。
スマートフォンやSNSなどのネットワークが身近にあり、情報の取得も何時でもどこでもであるが、コミュニケーションもわざわざ時間を作って行うのではなく、仕事の隙間時間に効果的に行われるようになっていくのだろう。そして考えている以上におやつ(お菓子)はスマートフォンのように大事な役割を果たすビジネスツールになっているということになるのだろう。
社会環境や時間帯が変わっても、人間の交流における食べ物の役割の大きさは変わらないということだ。
明日からの弊社のキッチンに大いに期待! 神長