2017-07-26
こんにちは、シカゴ支店の鎌田です。
先日、友人と夕食を食べた帰りの車内で「体感時間」の話になりました。
友人曰く、年を取るほど時間の感覚が短くなり、おじいちゃんおばあちゃんに「1~2~3~」と60秒をカウントさせると実際には90秒くらいかかってしまうらしい。
では試してみよう、ということでストップウォッチを使って測ってみました。
まずは友人から60秒カウント開始します。
車内が静かになり、外を走る車の音だけが聞こえます。窓の外に目を向けると某日系企業の看板が目に入り、正面には無数の黄色と赤のライトの上に夜になりかけの紺色の空が見えます。やけに1分が長く感じます。
そして「ストップ!」の声と共にストップウォッチを見てみると ―-----見事59.50秒!
負けてはいられないので次は私の番!と深呼吸していざカウント。
1、2、3、、、
40、41、42、42、43、、、なんだか数字数えるのも怪しい。
58、59、60!
なんとか60秒数え切って気になるタイムは ―――――――― 75秒!
なんたることでしょうか、体内時計が錆びついてますね。
話は反れますが、プロの競艇選手は0.01秒をコントロールできるそうです。
レースの時、ボートを発進させるところからスタートラインの位置までは助走用に少し距離があり、「用意、ドン」の「用意」の間に加速をして「ドン」の時にちょうどスタートラインに着く形でスタートを切るらしいですが、そのドンの時にスタートラインを出過ぎているとフライングで失格になります。そしてフライングラインはスタートラインの位置から0.02秒の距離。厳しいです!
逆に遅すぎてもダメで1.00秒以内にスタートラインに到着できなければ「出遅れ」で失格となるそうです。こちらも厳しい!
更にこのフライングや出遅れになってしまうと、その艇に関する掛け金は全額返金となるのでお客さんにとっても施工者側からもブーイング、選手自身も今後のレースへの出場資格はく奪というペナルティーが科せられるそうです。
そんな厳しい厳しい世界で生き残っていくためプロ選手は0.01秒を操る技術を会得しており、まさに匠の技ですね。
日常で0.01秒を気にすることなんてほとんどありませんが、きっちり測れたらなんかちょっといいですよね。
ますは60秒カウントすることから始めます。
鎌田