2018-03-28
3月の下旬に一時帰国をして、幾つか日本を改めて感じてきました。
アメリカ生活が長い方へ。花粉が凄いです。もし、日本での生活を送っていた時に、
花粉症だった方は心してご帰国ください。マスクと眼鏡は必須です。
年々花粉の威力が増しているようです。桜をじっくり眺めるにも一苦労でした。
そんな日本の春ですが、久しぶりに春のセンバツ甲子園の開会式を
テレビで見たのです。高校球児のハツラツとした行進は昔も今も変わりません。
また、お偉いさん方の長くて、単調な挨拶も変わらずで。。。。
さて、参加校一覧をみると、常連校に紛れて、新興の私立校の名前も多く見受けられました。その一方で、公立校の数が年々減っていることにも気づかされました。本来は高校野球は部活動の一環、教育の一環で、営利目的では無いのですが、高校野球は紛れも無く、日本のアマチュアスポーツの中で、最も注目され、最も経済効果の高いものの一つです。そのため、私立高校は、野球部を強化し、甲子園に出て、学校名を宣伝。その後有名になった時点で、進学にも力を入れる。と言った流れがあるようです。
私立は全国から有望な選手をスカウトし、特待生として入学させ、野球に専念させます。一方で、公立は県内の生徒が一般入試を経て入学、そして入部となるので、どうしても戦力に差が生まれます。部活動の一環、教育の一環として見たときに、何かすっきりとしないものです。私立の場合、もはや部活ではなく、クラブチームの様なイメージです。
今年はセンバツが90回大会、夏は100回大会となる節目を迎える高校野球。古い体質で知られる高校野球連盟ですが、そろそろシステム更新の時期を迎えているのではないでしょうか?ビジネスと教育の狭間で消耗されているのはいつも選手です。より良い環境作りが進むことを願います。