2018-04-11
こんにちは。テキサス支店の山田です。
海外に住み始めると、日本にいるときは気にもならなかった日本の出来事を、誇らしく感じたり、あるいは不思議に感じる経験が皆さんにもあるかと思います。私は日本のニュースも毎日チェックしていますが、毎年この時期になると日本らしいなと感じるニュースがあります。
それは新入社員入社式です。
調べてみたところ、世界の他の地域では新入社員入社式が存在しない訳ではないようですが、企業の大小を問わず、ほとんどの企業で入社式を行うという点が日本の特徴のようです。同じ色のリクルートスーツ姿で新入社員が並んでいる姿は、海外の方にとっても興味深い光景なのだとか。私の記憶では、昔は定型的な入社式しかなかったと思うのですが、最近の入社式は各企業が趣向を凝らしているようです。
例えば。。。
三重県鳥羽市にある鳥羽水族館。リクルートスーツを身にまとった新入社員が、お客さんも見守る中で、水槽の中で初心者マークのついた酸素ボンベを身に着け、辞令を受け取ります。
靴磨きや革製品などを扱うコロンブスでは新入社員と先輩社員がお互いの靴を磨き合うそう。社員間の交流を促し、商品への理解を深めるのが目的だとのこと。
三菱鉛筆では新入社員が今後も深く関わっていく、鉛筆を削るのだとか。映像を確認することができませんでしたが、何かの掛け声と共に削り始めるのでしょうか?削った鉛筆で目標を書き、抱負を語るようです。
どれも確実に心に残りそうですね。その後のキャリアで転職をすることもあるでしょうが、新入社員として入社式に参加できるのは一度きり。どうせなら、上記入社式のように心に残るものが良いですよね。アメリカでは採用に対する考え方が根本的に違いますので、一斉に入社する機会が少ないかもしれませんが、本気で考えたらクリエイティブなアイデアが生まれそうな気が。。。
皆さんの入社式はどんな内容でしたか?入社式の映像は自身の新入社員時代を思い出し、気が引き締まります。この日本独特の文化は大事に残してもらいたいものです。