2018-06-19
たまには政治のお話です。
アメリカ:上院100、下院435=535
日本:衆議院465、参議院242=707
上記は、日米の議員数です。そして人口の数は、アメリカは約3億3千万人、日本は約1億2千万人。
人口と議員数で比較するといかに日本の「先生」の数が多いのかがわかると思います。もちろん、アメリカの場合は共和国制なので、単純な比較は難しいですが、それにしてもです。
選挙区制による「一票の格差」を問題にするよりも、まずはこの「先生」の数を減らすことが必要なんだと思います。
そして、「先生」になるためには国家試験のようなものを導入すべきなんじゃないかと昔から考えています。
まあ~そんな制度どの国を見てもありませんが、お国のために公僕として仕事をする官僚(国家公務員)と国会議員。本質的にはなんら変わりもないはずのこの二つの仕事、一方には国家公務員試験という難しい試験があり、一方には試験がないという現実。選挙が試験のようなものだという人も多いのですが、少なくとも立候補するにはまず試験をパスし、国家公務員になり、それから選挙に出馬し、もし落選したら議員としてではなく他の立場でお国に仕えるという制度がいいんじゃないですかね。
ちなみに、衆議院比例代表に立候補する場合、600万円の供託金も含めて選挙費用は最低でも3000万円。落選すれば、3000万円を失い、その日から無職。投資的観点で考えたらあまりにもリスクが大きいと言えるのではないでしょうか。
結局このアイデアも政治家自らが自分たちの立場を厳しいものにすることになるので、決して国会を通過するとは思えませんが、いつかはこういう議論がなされるといいなあ~と思っている今日この頃です。
鈴木