2019-02-06
2003年に生まれた鉄腕アトム。すでに今年は2019年だが、アトムやStar TrekのDataのように見た目がより人間に近く、自分で行動するようなロボット(AI)が生まれるにはもうしばらく時間が必要なようだ。
それでも二足で歩いたり、走ったりというところまで技術は進み、より“人間らしく行動するAIの技術は日進月歩。そう遠くない将来に、AIが人間を管理する世界になるのでは、と懸念する声は打ち消せない。GalacticaのCylonsのような存在も、現実に起こりえるだろう。
しかしながら、アトムやDataのように、ロボット(AI)はもともと人間をサポートする存在として開発されてきた。
形は人間ではないが、ビッグデータを分析したり、掃除をしたり、工場で組み立てをしたり、と“何か仕事をする(役立つ)“ことがロボット(AI)の使命だったが, 最近日本で、”人間に愛されるだけに生まれた“ LOVOT (ラボット)が開発され、2019年の秋にも発売予定と聞いた。開発者はGROOVE Xという会社を率いる林要氏。
林氏は、ソフトバンクロボティクスでヒューマノイドロボット ペッパーの開発責任者を務め、退社後、ロボット開発を行う新会社GROOVE Xを設立し、資金を集めてLOVOTを創り出した。
https://groove-x.com/
何よりこのLOVOTは仕事はしない。掃除もしないし、電話を取るわけでもない。声は発するが、しゃべらない。ただただ”人に寄り添い、心を満たすロボット“だという。
見た目、可愛いが不思議な形状。
2体(デュオ)を基本として、販売される予定。
片方が人間に可愛がられていると、もう片方が寄ってきてかまってほしいそぶりをするらしいし、人間の対応で学び、経験を蓄積していくらしい。
片方がした経験は、LOVOT間で共有するらしい。
ぬいぐるみのように全身が柔らかいわけではなく、硬いところ(触ってほしくないところ)を持ち、体温のような温かみがあるという。
ちなみに価格はデュオで598,000円。ソロ(予備)で344,000円とのこと。
ロボットの限界も可能性も極めた開発者の着眼点は非常に興味深く、敬服に値するが、”役立つロボット(AI)”以上に、人間の存在価値を考えさせられるロボットのようにも思われる。
人間が地球の覇権を握ってきたが、近い将来、上からの力か下からの力かわからないが、何かによって地球の管理者が人間でないものに指名される可能性は大いにありそうだ。その時人間はGalacticaのように宇宙にコロニーを作り、Cylonと戦いStarshipに乗って、さまようことになるのかな。。。
神長