2019-10-09
先日、運転中に聴いていたラジオで「ハイク」という言葉が連呼されていました。最初はHikeのことかと思っていたのですが、そうすると文脈がおかしいのです。何度もハイクと言うので更に耳を傾けてみると、どうやらHaiku =「俳句」のことを話している様子。興味が湧いたので続けて聴いていると、Kigo=「季語」という言葉も出てきて、かなり深い内容まで話していました。リスナーからもたくさんのHaikuが届いていて、続々と発表されていきましたが、何だか違和感が。。。そして、全て字余りに聞こえる。。
その違和感の正体は後で調べてみてわかりましたが、音節の違いによるものでした。
日本の俳句は皆さんご存知の通りで、五七五で構成されます。
(五)古池や
(七)かわず飛び込む
(五)水の音
有名な俳句ですね。
英語のHaikuも同じく五七五。但し、音節が日本語と異なる為、
(五)The Sky is so blue.
(七)The sun is so warm up high.
(五)I love the summer
これも五七五とみなされます。
(こちらを参考にさせて頂きました。https://www.youngwriters.co.uk/types-haiku-poem)
皆さんはどうお感じになりますか?上のHaikuは例ですが、私は読み手が短い言葉で風景を想像できる日本の俳句の良さが失われてしまっているような気がします。1音節で、文字数の多い単語もありますので、これを組み合わせていくと短歌以上に長い俳句も出来上がる可能性がありますね。Haiku Generatorなる単語を入れていくと自動的にHaikuが出来上がるサイトもあり、アメリカのHaiku文化、恐るべし!です。Haikuと俳句は別物ですが、Haikuを通して俳句への理解が深まることになれば良いと思います!
テキサス支店 山田