2020-05-13
5月になり、温かい日が続いていますが、自宅勤務されている方が多いのではないでしょうか?
世界が大変な状況下の中ですが、窓から太陽を見ると、自然に外に行きたくなる方は少なくはないと思います。
そんな中、家にいると色々なことを考えますよね。
私は、人間の健康、幸福な人生とかを考えたるようになり。
一つの記事や効果を見つけました。
人は社会的な結びつきが強いと病気になるリスクが低くなるという研究です。これはペンシルベニア州にあるロゼトという、人口1,600人ほどの小さな町での50年ほどの研究結果です。ロゼトはイタリア系移民が多いため、動脈硬化になりやすい食習慣で喫煙や飲酒率も高く、さらに多くの男は、採石場で働いていて、労働環境は必ずしも良くはない状態でした。これほど病気になりやすいリスクがあるにも関わらず、調査の結果ロゼトでの心筋梗塞による死亡率は他の町と比較し有意に低いという結果が出ました。その要因は、この町の人は、イタリアから集団でアメリカへ移住し、教会や家族のつながりが強くお互いに助けあい、多世代同居生活で絆が強かったからとの研究結果になりました。誰一人見捨てない、町全体でかかわっていくという(ソーシャルキャピタル)社会関係資本が充実していたということらしいです。これをロゼット効果と呼んでいるようです。
現代では一人でいる世界や他人と関わらない環境を作ろうと思えばある程度できる社会になってしまっていますが、それは健康的な生活ではないという事。健康な幸せに生きるためには良質な人間関係(社会的な関係)が必要なんだということが再確認できました。
稲葉