最近Chernobylというショーをみました。
その名の通り、34年前に起こったウクライナでの原発事故を
ドラマにしたものです。
1986年4月26日の早朝。
チェルノブイリ原発4号機が爆発しました。
“人類の歴史上、もっとも深刻な環境破壊”と国連が呼ぶ、悲劇の始まりでした。
ドラマでは、責任者達の事態への過小評価からはじまり、
共産主義の隠蔽的な性質により多くの人が被害にあうこと、
現場の作業員や消防士たちは、急性放射線障害に陥り、なす術もなく肉が崩れ落ち、
苦しみながら命を落としていく姿が、メインキャラクター達の人間ドラマとともに
描写されています。
・広島や長崎に投下された原爆の100倍以上の威力を持つ放射性物質がチェルノブイリ原発から放出された。
・いまでも、500万人もの人々が、汚染された土地での生活を余儀なくされている。
・チェルノブイリ原発のもっとも近くの村、プリピャチの住民が避難したのは、原発事故の2日後。すでにたくさんの人が、高レベルの放射性物質にさらされていた。
・放射性物質は広く拡散し、アイルランドにも到達。もっとも影響を受けた国は、ウクライナ、ベラルーシ、ロシア。この3カ国が、全体の63%にあたる放射能汚染の被害を受けた。
・原発事故後、チェルノブイリのほかの3つの原子炉は廃炉になることなく、再稼働され、事故後13年間も稼働していた。
・事故を起こした原子炉は、セメントの石棺で塞がれ、中は放射性物質が充満している。現在、新しい巨大な囲いが作られているが、それも耐久年数は100年だけ。
・半減するまで24,000年かかるプルトニウムで高度に汚染されたプリピャチは、今後も長期にわたって住民は帰還することができない。
いま世界でいろいろなことが起こっていますが、
過去から学べることはたくさんあるとおもいます。
明るいお話では全くないですが、こちらのドラマとてもお勧めです!
成瀬