2021-06-23
皆様、初めまして。本記事が初めてのブログ投稿となります、山内です。
以後どうぞお見知りおきください。
記念すべき初めての記事。
先週末に、ブルックリンにあるProspect Parkへサイクリングに行っていた際に感じたことを書きたいと思います。
世界中の人々が忘れもしないであろう、2020年3月。他国では同年2月頃から既に悪夢は始まっていたかと思いますが、ニューヨークではこの3月から本格的に、COVID-19がアメリカで猛威を振るいました。交通手段が大幅に制限され、お店もグロサリーやファーマシーなどのEssentialなもの以外は閉鎖、仕事も全面リモート勤務という、世界全体が未曾有の事態に包まれることとなります。
そこから約一年半、アメリカではワクチンがどんどん普及。先日6月15日には、当初の目標であったワクチン接種率が18歳以上の個人の間で70%を超えたことを記念に、NY州のクオモ知事が、公共交通機関や病院、学校などを除き、COVID-19のガイダンスを撤廃することを発表しました。(ワクチン未接種の人は引き続きマスク着用やソーシャルディスタンスを要求されます)
この「ニューヨークがコロナに打ち勝った」と記念すべき日を境目に、ニューヨークは以前の活気を大幅に取り戻したように感じます。
去年の夏は、夏でも皆汗をかきながらマスクを着けていましたが、今年は街を歩くほとんどの人が、マスクを着けていません。暑い日は特に。
屋内に入る時の為に携帯はしているようですが、外を歩くときは最早着けている方が目立つ、といった印象です。
レストランやカフェも週末はパンパン。音楽系のイベントも、ワクチン接種者を対象にどんどん再開してきています。
明らかに以前より人通りも増え、夏の活気も相まって、とっても気持ちの良い今年初のサイクリングができた日曜日の午後。
あまりにもマスクを着けることが当たり前になった今、人々の顔にマスクが乗っていないのが変な感じではありましたが、「一時期は世界で最悪のホットスポットだったニューヨークが、やっと回復してきたんだな」と思うと、感慨深いものがありました。
とはいえ、パンデミックが完全に収束したとはまだまだ言い難いので、疾患持ちの方などに対する思いやりの心をもって、臨機応変にマスク着用やソーシャルディスタンスを続けていくことが大切と思っております。
最後に余談として、先日、最近結婚した友人カップルの家にお邪魔していた時の会話から少し抜粋を。
「今までだったら考えられなかったけど、最近外出の際にマスクを忘れることが増えてきたんだよね。だから外出の際に、"You have your phone? your wallet? and your mask?"ってお互いにチェックしあうんだよ」
パンデミック前は考えもしなかったことですが、パンデミックを経て、マスクは携帯電話や財布と肩を並べるくらいの必需品という位置づけになった、ということでしょうか。
何気ない日常の会話ではありますが、私たちの中にある「常識」や「当たり前」というものは、何かをきっかけにいとも簡単に変わってしまう可能性がいつでもあるということを、考えさせられるEventfulな週末なのでありました。
山内