2021-07-14
2021年7月現在でアメリカ全土のワクチン接種率は48.5%、ニューヨーク州は55.5%と約半数の方が接種を完了している状況です。これに伴い、ニューヨーク州では、昨年3月の発令から延長を重ね474日間続いた緊急事態宣言を去る6月23日で終了しました。
同24日以降はこれまで導入されてきたCOVID-19対策規定のほとんどが解除され、終息宣言こそありませんが、私をふくめ、多くの人はようやく終わった~!という気持ちになっているのではないかと思います。現に街を歩く人をみると、まだまだマスクを付けている方も多いのですが、付けていない人もかなり増えました。
また、レストランもフルキャパシティーで再開し、多くのお店は人で溢れており、皆さん外食を楽しんでおられます。世界的に見ても、アメリカ人は外食頻度が一番高いと言われていますので、制限が解除されたので、当然ですよね。今までよく我慢されていたな~と感心します。
引き続き検温などされているお店が多いですが、店内では基本的にワクチン接種が完了していればマスクを付ける必要はありません。では、どうやってワクチンを打ったことを証明するのか?ここでワクチンパスポートの出番となる訳ですね。
NYのワクチンパスポートは州政府が発行するものとしてはアメリカ初だそうで、3月から導入されいます。スマホアプリで、基本的にはQRコードが映し出されるのみの簡単なものです。6月の時点で1.1 millionの人がこのアプリをダウンロードしたそうですが、その時点でニューヨーク州内のワクチン接種が完了していた数は9.1 milionでしたので、普及率としてはかなり低い印象がありますよね。
また、当初はこのワクチンパストート、どの建物に入るのにも必要!だとか、イベント、コンサート、スポーツ観戦等でスタジアムや会場に入る際にも必要!だとか言われていたのですが、実際は・・・・・・私はまだ提示したことがありません。先日、ヤンキースタジアムに野球観戦に行った際もワクチンパスポートの提示要請は無し。バー、レストランでも提示要請を受けたことはありません。
急激な経済活動再開の渦の中で、その存在意義が失われつつ、というか、ほぼ無いワクチンパスポートですが、今後、日の目を浴びる日は来るのでしょうか?個人的には折角落としたので、使いたいと思わなくもないのですが。。