2021-09-29
その昔、サッカー日本代表が初のワールドカップ出場した際のお話です。当時の絶対的エースだった三浦知良選手がワールドカップ直前で代表選手から外されたことも衝撃でしたが、中田英寿選手が髪の毛を真っ赤に染めてピッチに現れたことに衝撃を受けました。当時の私は野球部で染める髪も無かったので色んな意味で衝撃だったかもしれません。中田選手が当時を振り返る形でお話されていたのですが、髪を赤く染めることで良い意味でも悪い意味でも注目が集まるから。という趣旨の説明をされておられました。海外移籍を最優先に考えた策の一つでもあったのでした。
むろん、パフォーマンスが伴わなければ、目立ちたがり屋の下手な選手という烙印を押される可能性もあった訳です。しかし、あの赤い髪の凄い選手の名前はなんだ?すぐコンタクトを取れ!という流れになり、めでたくイタリアへの移籍に繋がったというサクセスストーリーです。なるほど、では僕も!って髪だけ染めたサッカー小僧が当時は多かったのではないでしょうか。もちろん、その中から将来の日本代表も出たと思いますが、ほんの一握りであることは誰もが知ってますよね。
時代は流れ、見た目に対して世界は随分と寛容になったと思います。しかし依然として見た目はとても大切だとも感じています。自由度が上がった今の方が、より難しくなったのではとも。何でも良いは何でも良くないと考える癖があるかもしれませんが。私は営業職ですので、お客様に不快な思いをさせない見た目を目指しております。しかし、個人的に不快に思われる方も当然いらっしゃるだろうし、むしろ、そういった方々の不快感をミニマムにする工夫が大切と考えています。
本当はどんな格好をしていてもビジネスを取ってきます!と言いきれれば良いのですが、そんな自信は微塵も無いので世間一般的に受け入れられる服装、髪型、体系を意識はしているつもりです。なので、圧倒的に奇抜な恰好で営業をされておられる方を見ると感心します。絶対的な自信の表れなのか、完全に自由人なのか。
なぜこんな話題になったかというと、ニュースでみた某お方の変貌ぶりをメディアがこぞって取り上げていたからです。個人的には長髪も似合っておられ良いのでは?と思いました。一方で日本国内の反応をみていると、アメリカだから恰好も自由ですね!というような発言を散見しました。個人の意見になりますが、アメリカだからという点は違うと思います。職種、業種によって、それなりの恰好を皆様されておられます。もちろん、そうじゃない方も多くいます。
件のお方の長髪ですが、メディアに騒がれることは予測できたはず、職業的に見て世間がどう思うか等を考慮すれば、無難に短髪が好ましいことは思いますが、それらを物ともしない強い意思表示なのかもしれませんね。中田英寿さんのように好転することを祈っりつつ。