2022-05-18
こんにちは、ニューヨークの山内です。
ニューヨークもやっと暖かくなってきて、Tシャツやタンクトップの季節になり、とても嬉しく思っている今日この頃です。かなり個人的な話ですが、暖かくなるとお肌の調子もよくなり、更にハッピーです。
今週は私がブログ担当なので、最近気づいたこと(というか肝に銘じ始めたこと)について少しお話を。
先日友人たちと食事に行き、いろいろ話をしていた時に、ふとした瞬間に張り詰めた糸が切れる用に涙が出てきたのです。私は人前で滅多に泣かないタイプなので、自分でもびっくりしていたのですが、どうやら知らない間にここ最近疲れがどっと溜まっていたようで。その時に言われた友人の言葉が印象に残っています。
「人生は足し算」
え???となると思うのですが、この言葉の意味は「人間は生きてるだけでも大変だから、何でもプラスに考えるのが良い」というもので、例えば、朝起きてシャワーを浴びれただけで自分に10ポイントあげる、掃除をした自分に20ポイントあげる、ベッドに入った時に、今日も一日頑張って生きた自分に100ポイントあげる、など。
自覚はあまりないのですが、私は他人から自分に厳しいと言われるタイプの人間で、無意識のうちに引き算型で人生を生きていました。それこそ、気分が乗らなくてランニングに行けなかった時に自分を卑下したり、休日にやろうと思っていた用事に手を付けなかった自分を責めたり。
こういったマインドセットが自分を苦しめていることに、以前からなんとなーくは気づいていたのですが、友人からこの言葉を言われたとき、肩の荷が少し下りた気がしました。
以降、毎日少しずつこの考えを浸透させるために、自分を責めるのではなく、事あるごとに褒めてあげるようにしています。やろうとしていなかったことが出来なかったとしても、その日他に達成できたり実行できたりしたことを見つけ、自分を褒めています。
昨今メンタルヘルスが大切ということは、耳にタコができるくらい、至る所で言われていますよね。でもこれは普遍的で極めて大切な事だから言われているのであって、例え身体が健康であっても、精神を病んでしまうと何もする気になれず、生きる気力も失ってしまいます。そんな状態を本当の意味で「生きている」と呼ぶことはできるのでしょうか。
昔とは違ってSNSがあり、世界中で何が起きているかがすぐにわかってしまう今の情報過多の時代は、自分と他人を比べるのがとても簡単になってしまい、どうしても自分を責めがちになり、精神面での健康を保つことがとっても困難になりました。
そんな時代だからこそ、go easy on yourselfの精神で、自分を労わり「生きてるだけで素晴らしい」と自分に寄り添ってあげることの大切さを、身に染みて感じたのでした。
皆さんも是非、何でもよいので、毎日自分を褒めてあげてください。
山内