2022-06-21
アプリで日本とアメリカのニュースを読むことが朝の日課となっています。
この頃どちらの国でも営利目的の悪質なブリーダー(パピーミル)から動物が保護されたニュースをよく目にします。経済産業省の調べでは日本のペット産業はコロナ渦でも順調で、家計のペットやペット商品への支出額は年々増加傾向にあるようです。自分への支出は節約してもペットにかけるお金は厭わない飼い主が多いそうです。メンタルヘルスが問題になる昨今、癒しをペットに求める人も沢山います。一頃昔まではお店に入れるペットは介助犬のみでしたが、最近では色んなお店でEmotional Support Animalを見かけるようになりました。
ペットの需要が高まる一方で、無責任に飼い、無責任に手放してしまう人も増えています。私の住むエリアの動物愛護協会では、レスキューを待っている犬はピットブルMIXか、猟犬のどちらかです。思いどおりのパフォーマンスを発揮できなかった猟犬を捨ててしまう飼い主が後を絶たないそうです。とても心が痛みます。
私も今年の3月に以前からずっと欲しかったハンガリアンヴィズラを飼いました。正規のブリーダーが少なく、入手待ちが長いことで知られています。番犬にならないほど人懐っこい性格で可愛いのですが、神経質、頑固でさみしがりやな上にエネルギーの塊ような犬なので誰にでもお勧めできる犬種ではありません。寝るとき以外は庭や家の中をNASCARのように走り回っています。私たちはよく下調べをしてパイパーな性格を理解した上で犬を迎えたのですが、それでも時々あまりの元気さに驚かされます。「歩く」という基本的な動作が苦手なので、どこに行くにも何をするにも走っています。ここ最近は庭に出没するホタルを追いかけ回す(そして多分食べている?!)ことにはまっているようです。
動物を飼うという事は、その一生を責任を持って面倒を見ることです。犬が好きとか、可愛からだけではペットは飼えません。最後まで責任を持てるかしっかり考えたうえで自分のライフスタイルに合ったペットを迎え入れるべきだとつくづく思いました。
セインズ