2007-09-24
私は勝手に自分の人生を65年と考えています。年をとってきたので体力が減退し疲れやすくなったり体調が悪くなりやすくなってきている自然の営みを別にすれば、特に持病もなく、血圧も低く体温も低く、私の希望とは別になんだか長生きをしそうでいやぁな予感もあるのですが、できれば65年の人生がいいなぁ、と昔から思ってきました。結婚もせず、もちろん子供も作らない人生を選択している私は(選択している、のだと思っていますが、選択せざる得ないのかもしれません。。。)、何も社会に恩返しができないまま、日々自分のためだけにわがままに生きているのですから、こんなわがままな生き方が長く続くのはよいことじゃないじゃないですか。人は親になることで自分を育ててくれた社会への恩返しをするのではないか、と最近思うようになりました。この週末、遅ればせながらInconvenient TruthをDVDをレンタルして観ましたが、アル・ゴアーさん、あなたは偉い。地球の温暖化がどんなに恐ろしいものか、よぉくわかりました。さすがアカデミー賞受賞作品だけあってうまくできています。つまらなくない。彼が地球の温暖化について今のように真剣なアクティビストになった引き金は子供が交通事故に遭って、この子を失うかもしれない、と思ったことだったようです。もともとハーバード時代に出会った教授に深い感銘を受けて、国会議員になると同時にずっと活動は続けてきていたようですが。私のように刹那的に生きている人間は自分の子供の生きてゆく時代に地球はまだ暮らせる環境だろうか、なんて実感として思うことができないんですね。子供がいないんですから。地球の温暖化について、これは大変だ、と思いつつも、ふと、私の65年の人生が終わるくらいまではどうにか大丈夫でしょ、なんてつらーっと思うわけです。でも、こんなことじゃいけないなぁ、とも思うもので、私の人生も誰かのためになることができないものだろうか、と、最近、真剣に考えるようになりました。私のどうということのない生き方でも、私に出会ってよかったと思ってくれる人がひとりでもいてくれる人生であるように、寿命がどのくらいあるものなのかわかりませんが、地球の温暖化に少しでも貢献しない生き方を心がけなくっちゃ。と思いながらも今朝もゴミの分別をしないで燃えないゴミも燃えるゴミもいっしょに袋に詰めて燃えるゴミのバケツに入れてきちゃいました。ごめんなさい!ひとりで残業するのも辞めたいなぁ。。。エネルギーの無駄使いですよねぇ。。。ってこれは愚痴でした。まだInconvenient Truthをご覧になっていらっしゃらない方。観てみるといいのではないでしょうか。とりあえず、今の世の中の動きではありますし、知っておくべきことだと思います。便利を手に入れ富を追求する代償に私たちが支払っているものは、とてもとても高価なもの、命です。(大矢)