2007-10-01
先日、2年ぶりに3週間ほど日本に帰りました。
いつもは日本に帰る際は日本の航空会社を使っていたのですが、チケットの値段が少し安いこともあり、今回初めてアメリカの航空会社を使いました。とても楽しく日本で過ごせ良い気分でアメリカに戻れると思っていたのですが、なんと私の今までの経験の中でもかなりワーストクラスに入る経験が待っていました。
午後1時15分、中部国際空港発の飛行機でアメリカへ戻る予定だったのですが。その日、早めに自宅を出て10時少し過ぎには空港に着きました。自分のフライトを掲示板で確認してみると、なんと2時間遅れになっていました。空港の係員に確認をしたところ、私が乗る飛行機はマニラから名古屋そしてデトロイト行きの便だったらしく、マニラから名古屋までの乗客の一人が病気の為やむ終えずマニラに途中で引き返したとの説明を受けました。2時間遅れなんていうことはよくあることなので、私もそこまで気にしていませんでした。2時間飛行機が遅れたこともあり、最近できたばかりの中部国際空港を色々と探索していました。2時間ほど経って、そろそろセキュリティーに入る時間かと思い掲示板を再度確認したところ、さらに2時間遅れになっていることに気づき、再度係り員に確認をしたところ、まだ飛行機がマニラから出発していないとのことでした。4時間も出発時刻より遅れてしまい、さすがに疲れが出ていましたが途中同じ飛行機に乗る乗客の一人と仲良くなり、話をし気を紛らわせていました。
さらに2時間が過ぎ、午後4時になりアナウンスが入りました。なんと私が乗るはずだった飛行機がさらに3時間遅れるとのことでした。お詫びに$10分の食事券を配られ、さらに待つこと3時間やっとセキュリティーに入るようにとのアナウンスがあり、疲れきっていましたが、やっとゲートまでたどりつけると思い少しうれしくもありました。
ゲートについてから2時間が経ち、あと15分程で搭乗が始まるとのアナウンスがあり、大勢の乗客と待っていたのですが、1時間経っても搭乗が始まる気配もなく、飛行場の整備士がずっと作業をしている様でした。さすがに10時間近く待たされイライラしている乗客の何人かは係員に文句を言い始めました。さすがの私もイライラが募っていたので、その様子をみながら“もっと言え”と心の中で思っていました。そして、午後10時半ゲートの明かりが消され、結局12時間待たされた後に飛行機がキャンセルとのアナウンスが入りました。乗客全員はカンカンで、大勢の客が係り員に言い寄っていました。
結局、私はその日最終の電車に乗り自宅に帰ることになりました。
実は後から私の知り合いから教えてもらった話によると私が今回使った航空会社はあまり評判が良くないらしく、全ての航空会社にはそれぞれ基準で評価づけされているらしく、その航空会社は最低基準ギリギリだったそうです。マニラからの乗客に病人がいた為引き返したとのことでしたが、飛行機が空港に到着してからもしばらく整備士の方達が修理をしていた事もあり、私はエンジンか何かに問題があったのではないかと密かに思っています。幸いアメリカまで無事に着けましたが、今後飛行機のチケットは値段で選ばないようにしようと決心させられた一日でした。
井上