2008-01-01
Happy Holiday! 皆さん、こんにちは。アクタスNYの奥村です。
一年が過ぎるのは本当にあっという間ですが、皆さんは今年のクリスマスはどんなふうに過ごしましたか?私は、今年の冬、初めてのクリスマスを体験しました。アメリカに来て5年。初めてのアメリカンなクリスマスです!
クリスマスシーズンに4日間の長期休暇をもらった私は、「貴重な休暇やん、どうやって過ごすか考えんと。」と真剣に悩んだ結果、、、たまにはNYから離れてのんびり過ごすのもいいかも!という事で、ルームメイト(略称:ルーミー)の実家に遊びに行く事にしました。
小旅行の当日、マンハッタンからアムトラックという列車に揺られ約3時間、目的地のペンシルベニア州、ランカスターに到着。ルーミーの実家に滞在するのは今回が2度目だったのですが、クリスマスという事もあり、私と友達とルーミーの3人は大興奮。その時、なぜルーミーまでそんなにも、というよりは、3人の中で一番興奮していたのか不思議に思ったのですが、きっと久しぶりに実家に帰るから嬉しいんだろうと思い特に気にしていませんでした。後になってその理由が明らかになるのですが。。。
さて、ルーミーの家に着いてから3日間、何をして過ごしたかというと、、、家族との団らん、ペット(犬1匹、猫6匹)とのじゃれあい、散歩、常にテーブルの上に置いてある、チーズ、クラッカー、クッキーを食べながらおしゃべり、テレビやDVDを見てソファーの上でごろごろするなど、リラックスムード全快。クリスマスイブには、ルーミーの親戚の家でディナーを食べ、大人達はワインを片手に思い出話に花を咲かせ、子供たちはゲームに夢中。はて?日本でも同じような事を経験したような。そう!日本のお正月とそっくりなんです!お祝いする時期は違っても、どこの国もする事は同じなんだなとしみじみと考えながらイブの夜にベッドに入って寝ようとしていると、ルーミーが突然「興奮して眠れないわ!」と言い出し、「明日の朝は絶対に7時半には起きないとダメだからね。」と私と友達に釘をさしたので、私も目を閉じて一生懸命眠りにつこうとしました。旅行の前に、ルーミーが事前に教えてくれていたのですが、ルーミーの家では25日の朝に皆で一斉にクリスマスプレゼントを開けるらしいのです。かれこれ1ヶ月ぐらい前から、「皆の分のプレゼントを用意しておかないと後で大変な目に合うよ。25日の朝はきっと驚くよ。」と何度も警告してくれていたので、念のためプレゼントは持ってきていたのですが、そんなに大げさに言わなくても、私達ももう大人(一応)なんだし、とあまり本気にしていませんでした。
25日の朝7時半。目覚ましが鳴り響き、犬のユキとルーミーが大きな声で「グッドモーニング!」朝が苦手な私は、寝ぼけたままパジャマ姿でリビングへ。ルーミーのお母さんからコーヒーをもらい、ソファーに座ると、なんと!!目の前にはクリスマスプレゼントの山が!!!生まれて初めて見る光景に、低血圧な私もさすがにびっくり。この歳でこんなにたくさんのプレゼントをもらうなんて思ってもみなかったものですから、驚きのあまり「OH, my,,」を連呼。初めてのアメリカンなクリスマスは予想よりも遥かに衝撃的で、そして素敵なものでした。
日本では一人に一個のプレゼントですが、アメリカではプレゼント交換方式で、一人が何個もプレゼントをもらう事ができるそうです。ですので、年齢なんて関係なし!お父さんもお母さんもプレゼントをもらえるのです。何が入っているのだろうと興奮しながら一つ一つプレゼントを開ける姿は、まるで大きな子供。私も今回のクリスマスで子供だった頃に戻れたような、そんな気分を味わう事ができました。
幼い頃はサンタさんが来るのが待ち遠しくてなかなか眠れなくて寝不足、それでも朝一番に起きて、枕元にあるプレゼントを見た瞬間のあの嬉しさ。成長と共にそんな純粋な気持ちも薄れていきますが、アメリカンなクリスマスはそんな子供心を忘れた大人にぴったりだと思います。12月25日、それは大人が子供に戻り、そして子供は日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントを選び、お父さんとお母さんの喜んでいる顔を見る事ができ、そしてもちろん、子供も自分の欲しかったものをゲットできる、なんてHappyな時間なんでしょう。 『プレゼントは中身じゃなくて気持ちだから。』とルーミーのお母さんが言っていた通り、皆の笑顔が溢れ、皆がHappyになれる時間です。 皆さんも、来年のクリスマスに是非試してみて下さい。もちろんHappayな時間の後は、みんな暖かいベッドの中へ。
アクタスNY
奥村真知子