2008-01-28
英語を勉強し始めてびっくりするほど長い年月がたってますが、なかなか上達しません。こんなに長いことやってきてるんですから(しかも私は大学は英文科)、もっとぺらぺら話せてすらすら読み書きができてもいいものですが。所詮これっぽちの能力しかもち合わせない脳みそなので仕方ないのかなぁ。ま、愚痴は愚痴として。何より難しいのが慣用句。わかりそうでわからない類が一番やっかいですよね。あるアメリカ人の自己紹介文を読んでいて、自分はTrue Blueで。。。なんてくだりがあり、True Blue??? "TRUE" も "BLUE" も意味がわかるだけに変な想像力も働き、なんだ?なんだ?と脳が動き始め、もしかして大のNew York Giantsファンですってこと?とか思いましたが、辞書を引いてみると"信頼のできる"という意味でした。語源は宗教革命時代にスコットランドのカルヴァン派が青をシンボルにしたところから、ということでした。へぇ~え~。私の想像はかすりもしてませんでした。でも、なんとなくジャイアンツファンって感じがしませんか?
ニューヨークにお住まいでないとorアメリカンフットボールのファンでないと、私が何を語っているのだかさっぱりわからないですよね。私はそうアメフトのファンではありませんでしたが、今年は諸所の事情によりカレッジフットボールから始まりなんだかんだとアメフトを観ることになり、観るんだったら楽しまなくっちゃ損かなぁ、と、結構真剣にアメフトの試合をTVで観戦してきました。で、ニューヨークには2つチームがあって(それぞれ所属しているカンファレンスが違うのですが、日本の野球のセリーグとパリーグみたいなものですね、というわけで以下セリーグとパリーグと呼ばせていただきます)そのうちのひとつがNew York Giants。青がチームカラーなんです。というわけでてっきり私はTrue Blueは大のジャイアンツファン、という意味かと思った次第で。私に強制的にアメフトを観戦させる犯人の解説によるとジャイアンツはそういいチームではないそうなんですね。でも今年はミラクルが起きました、ね。
来週の日曜日、2月10日はスーパーボールサンデー。つまりアメフトのセリーグとパリーグの勝者が戦ってプロアメフトの世界一チームを決めるお祭りゲームです(私の理解度はこんなもの)。世界一って言ったって、ねぇ、随分ちっちゃな世界よねぇ。。。アメリカ人のそのあたりのエゴについては私の出るマクではないのでお話しはしないこととして、ま、そういう日です。アメフトはアメリカではかなり人気のあるスポーツ。その世界一のチームっていうのはものすごく名誉があることらしく、スパーボールに出るっていうのは本当にすごいことらしい。毎年ハーフタイムショーも大掛かりでスーパースターが歌って踊ってくれますが、数年前はストーンズのミック・ジャガーがローライズのスーパースキニージーンズにシルバーのきらきら光るベルトをしてステージ中を跳ね回っていたのを見て、60歳のミックにこれができるんだったら、私ももう少し頑張らなくっちゃ、なんて元気づけられたものです。それだけ大物が大きなショーをしてくれるお祭りです。そうそうジャネットジャクソンのあの一騒動があったのもスーパーボールでした。
毎年ハーフタイムショーだけは楽しみにしてきたスーパーボールですが、今年の私はちょっと違います。NYジャイアンツはみんなの期待を大きく裏切ってあのダラスカウボーイズに勝ち、そして38歳渋銀の大物QBのブレット・ファーブのいるパッカーズにも勝ち、お子チャマQBのイーライ・マニング君が来週のスーパーボールにセリーグの代表で出ちゃうわけです。パリーグの代表は、今年一度も負け無しで記録を塗り替えて華やかなスーパーボール出場を決めたニューイングランドチーム。下馬評ではイーライ君はこのNEのQBのトム・ブレーディーさんにこてんぱんにやられるだろう、と噂されていますが、ここまでの運気にのってきたジャイアンツですから、何が起こるかはわかりません。ちなみに、もしかするとパリーグの方はイーライ君のお兄ちゃんのペイトン君が出ることができたかもしれなかったわけで。お兄ちゃんの方がQBとしてはかなりの評判が高く、その分とっても堂々としていて、Saturday Night Liveの司会なんかもやったことがあるくらい人気者のお兄ちゃんがパリーグの勝者を決める2試合前でまさかの敗退。勝負はわからないものです。
ということで、最後まで、なんでもあきらめちゃいけない、ってことですね!あきらめたところでミラクルが起こる確率はゼロになっちゃうんですから。皆さん、2月10日はジャイアンツを応援してくださいませ。アメフトファンじゃなくっても、その日にしか流さないコマーシャルも毎年話題になりますし、ハーフタイムショーは今年はトム・ぺティーなのでちょっとお若い方には渋すぎかもしれませんけれど、やっぱりアメリカのロックンローラーとしては大切な方ですから、一見の価値があるかも。
私は心からジャイアンツ・ミラクルを願っています。Go Giants!
((大矢))