2008-06-02
私にはもともと姉妹が多いので、すでに姪っ子も甥っ子も何人かいるのだが、1ヶ月程前に久しぶりの姪っ子ができ、ベイビー好きな私は少しでも早く赤ちゃんが見たく、現在姉が住むスペインへ行ってきた。数年前から不妊治療を続けてようやくコウノトリが運んでくれた赤ちゃん。姉の努力や苦労は並大抵ではなかったと思う。赤ちゃんは姉のお腹の中で3、800gまで成長し、生まれた時からすでに髪がふさふさしていたらしい。姉のご主人はドイツ人なので、日本人とドイツ人の血を持つことになる。目は少し灰色がかった色で、髪は少し茶色。でも今のところ見た目はまったく日本人で、手足のしっかりしているところは、私たちの家系を強く受け継いでいるのがよく分かる。これぞ高橋の子供という感じ。ま、頭の方はご主人の血筋を受け継いでくれていることを望むのだが、それはどうかな?
ご主人のピーターはエリカが産まれる寸前まで、「赤ちゃんが産まれても、今まで通り僕の面倒も見てね!」と姉に甘えていたそうだが、エリカが産まれるなり、りっぱなお父さんに早変わり!時間のある限り赤ちゃんをあやし、オムツを換え、沐浴をさせ、ゲップをさせ、寝かしつける。音楽にもとても気を使っていて、常に優しいクラシカルなどの音楽を流し、自分も適当な替え歌をつくったりして、ずっと話しかけている。姉が母乳を与えていると、「あ~、これだけは唯一、僕がエリカにしてあげられないことなんだ。」と真剣に悔しそうな眼差し(笑)。また、現在自分たちが住んでいる通りの名前を取って、「ラガスカ通りいちの美人」とすでに勝手に決めこみ、「これは僕が父親だから言うのではなくて、世間一般に見てエリカは本当に美人だと思うんだ。」などと、生後まだ4週間のエリカを前に真剣に話すのを聞いていると、親が自分の子供を何よりも誰よりも可愛く思う(親ばかとも言うが。。)は本当に世界中同じなんだな、とつくづく思う。
私は、遠く離れたスペインという国で姉が一人では、きっと産後が大変だろうなと思って行ったのだが、これだけご主人が働いてくれていたら何も心配なし。新米お父さん、お母さん、頑張ってね。NYから応援しています。
NY 高橋