2008-07-07
みなさま独立記念日の週末はいかがでしたか?
ガソリン代の高騰、その影響での航空運賃の値上がり、
しかもドルが弱いご時世。
アメリカではサマーバケーションの時期にもかかわらず、
家の近くで休暇を過ごす人が多いと報じられています。
そしてそんな状態を表す新しい造語が“Staycation (ステイケーション)”
私もご多分に漏れずStaycationで、ホームパーティーに行ったり、
近場でゴルフをしたり、友人が遊びに来ると、家でなつかしのビデオを
引っ張り出して鑑賞していました。
その映画のうちのひとつが、“You’ve got mail”
1998年に制作されたトム・ハンクスとメグ・ライアンが主演で、
マンハッタンが舞台となっている非常にかわいい映画です。
言葉遣いもきれいなだけでなく、ウィットに富んでいておもしろいので、
英語の勉強を兼ね、何度も観ていたのを覚えています。
そしてこの映画を見ているうちに、音楽や映像とは不思議なもので、
その当時の記憶が鮮やかに蘇ってきました。。。
10年前といえば、東京にある外資系企業でOLをしていた頃。
がむしゃらに新しいことを吸収した1年目が終わり、
徐々に周りの様子が見えるようになってきた時でした。
直接の上司が日本人の男性、もう一人の上司がイギリス本社から
派遣されてきたアメリカ人女性。
アプローチや考え方の違いが歴然で、およそ両極端といっていい二人を見て、
率直に面白いと思い、一度海外でビジネスを学んでみたいと漠然と
思い始めた頃でした。
一度思いはじめると、意外とそれに向かって歯車が回りだすもので、
その1年後には週末には学校に通い、平日は早朝スターバックスで
勉強してから、会社に通っていた日々。
留学の準備を始めてからはあっというまで、1年後には渡米していました。
目標に向かって努力を始めると、いつもの行動範囲が変わってくることで、
新しい経験ができ、また新しい仲間ができます。
そういった、ひとつひとつのかけがえの無い出会いの積み重ねで、
人は成長していけるものだと思います。
今の仕事は、普通に生活をしては絶対に会うことができない
新卒の方から経営者まで、様々な人種の幅広い人々に会えるのが
醍醐味だなあと実感したのでした。
そして10年前を思い出し、もう一度勉強をするのも悪くない、と
考え始めた週末でもありました。
ところで、皆さんはウィンブルドンの男子シングル決勝戦は
ご覧になりましたか?
ウィンブルドン史上最長の4時間48分にも及んだ
ロジャー・フェデラーとラファエル・ナダルの試合で、
結果はナダルの勝利でしたが、時間が長いだけで無く、内容もすごかった。
2つのタイブレークに5セット目はゲームカウント9-7の大接戦。
コメンテーターで元テニスプレーヤーのマッケンローは
“今まで見た試合で最高だった”と涙ぐむほどでした。
そしてナダルとフェデラーのメンタリティーの強さにとスタミナには圧巻です。
試合終了後のインタビューでは、お互いのことを尊重してのコメント。
このスポーツマンシップは、すばらしい!
LAオフィス 松浦恵子