2009-01-19
資本主義の崩壊とも言われる前代未聞の不況の中、
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
ここカリフォルニアでは、budget crisisが発表され、
教育費を削減するとかで、シュアルツネッガー知事が矢面に立っています。
環境問題に力を入れすぎ、足元を固めていなかったのですから、
当然といえば、当然。
そして暗いニュースの中、唯一の救いは天候の良さで、
先週末も昼間は80度(摂氏27度ほど)を越えていました。
そんな中、Staycationではないですが、私の最近の楽しみのひとつは、
テレビでのバスケットボール観戦です。
マイケル・ジョーダンが2003年に引退してから、
NBAは盛り上がりに欠けていましたが、
今年は5人のスーパースターの登場で沸いています。
私はもちろん、Kobe Bryant率いる地元Los AngelesのLakersを
応援しています。Let’s go Lakers!
ちなみに今日の夜は、San Antonio Spursとのベストマッチですので、
お見逃し無く。
ところで上述の5人は、もちろん全てアフリカン・アメリカンの選手です。
“もちろん”というのはNBA選手は黒人選手が圧倒的に多いからです。
彼らのパワフルかつしなやかな体のつくりは、
他を圧倒しているように思います。
そして、アメリカ国内において、アフリカン・アメリカンの選手が
これだけ主要なメジャースポーツは、
他にはなかなか無いのではないかと思います。
逆にアフリカン・アメリカンでない選手は、
海外からの選手ばかりなのも事実です。
友人の一人がバスケットボールを趣味としていますが、
彼の話では、初めてプレーするところでは、アジア人の見た目では、
まずチームのメンバーとしてピックアップしてもらえず、
ゲームに入ったとしても、最初はボールをまわしてもらえないそうです。
アジア人はバスケットができない、という先入観があるようです。
ただし、プレーができると分かると、
あっという間に仲間として認めてもらえるそうですが。
できるとそれをすんなり認めてくれるあたりは、
アメリカ文化の良いところですが、リベラルに見えて、
まだまだステレオタイプが通用したり、
コンサバティブな側面が混在している国だと思います。
そんな中で明日1月20日に就任式があり、いよいよ誕生するのが
44代目のオバマ政権。
先週末は“Obama Express”というオバマ一家が電車でシカゴを出発し、
フィラデルフィアでは副大統領のバイデン氏夫妻を
ピックアップしながら、各主要都市で演説をして、
昨日ワシントンDCのユニオンステーションに到着しました。
私はフィラデルフィアの演説を聞きましたが、
いつもの事ながら、聴衆を魅了するスピーチは、さすがの一言です。
そして誰にでも分かりやすい表現を使っているスピーチは、
英会話の格好の教材のようで、日本では既に英語教材となり
販売されているとか。
そして奥様のミッシェル・オバマ氏はファッショナブルで
インテリジェントなファーストレディーの誕生として注目を浴びています。
今月号のアメリカン ヴォーグ誌には、フランスのサルジコ大統領の
奥様で以前スーパーモデルそして歌手であったカーラ・ブルーニとともに、
特集記事になっていました。シャネルのカール・ラガーフェルドも、
久しぶりの大型アイコンの登場と発言しているとか。
新政権については、話題が尽きませんね。
ところで、オバマ氏は歴代一ヘルシーな大統領とされ、
少し前にはハワイでの水着ショットが話題になっていました。
そしてオバマ氏のバスケットボール好きは有名ですが、
どうやら近いうちにホワイトハウスに
バスケットボールコートができるらしい、です。
LAオフィス 松浦恵子