2009-02-09
以前にも書いたと思いますが私は寒いのが嫌いです。
北海道出身だと皆さんに、
じゃ寒いのはだいじょうぶでしょう!
なんてコメントをいただきますが、
私は、ちょっと寒いところに長いをすると
あごが痙攣をはじめ歯が本当にがちがち音をたて、
動きは爬虫類のように鈍くなります。
というわけで、冬になると週末は家から出るのも勇気がいるわけで、
その昔、家に食べるものが全然なくなってしまった日曜日、
外にお買い物に行くか、ひもじさを耐えるか、
考えに考えた末に外に出るのはできないな、という結論に達し、
なんとか冷蔵庫に入っているもので飢えをしのげないかと考え、
空の冷蔵庫をあさりにあさって、
日本の母親が送ってきた上新粉を見つけ(お料理をしない私にこういうものを送ってくる母もチャンレンジャーです。)、
白玉だんごができるんだからお餅になるかもしれない!
と考え、お湯で練って耳たぶの柔らかさにし、
ゆでればよかったものを、何をかんがえたのだか、
フライパンでとかしバターで焼いてみましたが、
ぱさぱさして味気なく、なんともおいしくない代物でした。
それでも外に出るのをこばみ、空腹を抱えた週末を過ごした私です。
それくらい寒い中に出ていくのが勇気がいる私は冬の週末はこもりがち。
でも、ふと、いつまで生きてるのだかわからないんだから、
やっぱり時間は大切に使わなくっちゃなぁ、
普通の日は残業してるから遊びに行くこともないしな、このところ(愚痴です。社長!)、
とちょっと前に思ったのでして、この2週、週末も思いっきり動いて見ました。
先々週はブルックリンのIKEAへ。
死ぬほど寒い日でしたが、お天気もよく、ウォータータクシーなるものも初めて乗ってそれはそれは楽しい気分。
このIKEAはものすごく大きい。
NJのIKEAもこんなに大きかったでしょうか?
あまりにも大きくて、どんなにたくさん人がいても全然混んでるようではありません。
家具を見るのは、妄想が広がりに広がって非常に楽しいものです。
あーでもない、こーでもない、と「連れ」と最初は想像の世界を楽しんでいたものの、年寄り2人はだんだん歩き回ることに疲れてき始め、口数も少なくなり、しかも帰りのウォータータクシーの時間が迫ってきているというのに出口が見つからず、「連れ」はこれはIKEAの陰謀だとぶーぶー言い始める始末。陰険なムードが流れ、やっと出口を見つけて外に出たところで、ウォータータクシーはつれなく私たちをおいて去ってゆき、ものすごい寒さの中、とぼとぼとまたあの巨大なIKEAに戻り次の便を待つことにした私たちでしたが、その後、私の機嫌がちょっと斜めだったのは間違いがありません。
で、先週の週末。土曜日に私と「連れ」にしては週末の割には早起きをしてDCへ一泊旅行。
貧乏な私たちは交通手段にはバスを選択。4時間のバスの旅です。
運転手さんは72歳のJeff Brigdgesのお父さんによく似た感じのおじいさん。元おまわりさんで、今はバージニアで馬を飼育しており、バスの運転手はサイドキックというところ。
お天気もよく、快調に飛ばしてバスはDCへ。
無事DCに入り、あと5分もすれば私たちが降りる場所に到着するくらいのところで、
ガツーン!と衝撃が。
私は軽く鼻と口を前の座席にぶつけ、涙がポロポロ落ちてきて、
一体全体何が起きたのかと思えば、
72歳のバスの運転手さん。
左折を失敗し、思いっきり角の街灯に突撃。
ポールは斜め後ろにのけぞり、てっぺんにあったライトは道に落ちているのがバスの窓から見えました。。。
いったい何がどうしたのか、どうして曲がり切れなかったのかよくわかりませんが、バスは動かないし、乗客の私たちはどこにも行けないし。。。
そのうち消防車がやってきて、事故の検証を始めたところ、
バスの乗客の中には急に首が痛い、背中が痛いと言い始める人たちがいて、
困ったものです。本当に。訴訟に持ち込むつもりなんでしょ、きっと。
バス会社から派遣されてきた係りの人がこれまた対応がまずい。
まず、バス代金を回収しはじめ、
自分はここにいなかったから何があったかわからない、と誤らない。
お金を払えと主張をするので、乗客があーだこーだと言い始め、
なんだかんだと30分くらいかかりましたが、うやむやのうちに荷物もリリースしてくれたので、私と「連れ」は、さっさとその場を離れることにしました。バス代も結局払わなくてよかったので、私たちはまぁよし、です。
なんとも楽しい旅の始まりでした。
その後は快調に知り合いの誕生日パーティーにも出かけ、ミュージアムめぐりもし、写真もとりまくり、日曜日の夜、バスでNYに戻ることに。
待っても待ってもバスはこない。。。外に30分以上も立たされた私は体がかたまり始め少々不機嫌に。。。結局バスは規定の場所に止まらずに私たちを無視してNYに去ってしまったことがわかり、「連れ」はぷんぷん。それから結局は1時間後に他のバスを見つけたものの、その間、私たちの間にはやや険悪なムードが流れたことに間違いはありません。あはははは。
やっぱり冬は家にこもっているべき?寒いときに動くからろくなことが起きないのでしょうか。
でも、トラブルも過ぎれば楽しい思い出でに変わるものです。
来週の週末はどうしようかなぁ。
((大矢))