2009-07-09
こんにちは木村です。
実は現在日本に一時帰国中です。梅雨時期の日本に帰国したのはおそらく10年以上振りですが、いやー蒸し暑い!!すっかり忘れてました。
そうは言っても我が祖国。海外在住の日本人にとって、日本への一時帰国というのは間違いなく夢のような時間です。メシはうまいし電車は遅れない。
一方で「あれ?」っていう場合も少なくありません。皆さんがとっくにご存知である日本の良さを並べるのはひとまず置いておいて、ここは一つ私が今回の日本滞在中に感じた、題して「あっそうかここは日本だった」ポイントをこの場を借りてお伝えさせて下さい。
①タバコ
なんといってもこれですね。お店に入った瞬間、今となってはアメリカでは嗅ぐ機会さえ激減したあの煙の匂い。両隣から煙に挟まれる事も少なくありません。喫煙・禁煙を分けている店もありますが、スペースを分けているだけなので基本的には店中に煙の匂いがします。
②オーダーが運ばれるタイミング
複数の人数で注文した場合、オーダーが出来上がった順番から運ばれますね。もう来た人とまだ来ない人の間で妙な空気が発生します。総合的に日本より大雑把に出来上がっているアメリカ社会ですが、こういった現象って少ないと思います。皆の分が一緒に出てきたほうが間違いなく良いと思うのですが。
③チェック
注文の品が全て出た時点でテーブルの上に置かれます。スピード重視の「定食屋ランチタイム」なら有り難いのですが、それなりの店でも結構同様のサービスだったりします。「食い終わったらさっさと帰れよ」と言われた気になるのは私だけでしょうか?「デザートは如何ですか?」「コーヒーや紅茶は?」なんて聞いてくるアメリカのサービスとは文化背景が全く異なる様子。
いろいろお伝えしましたけれども、別にアメリカのサービスのほうが優れているとかそんな事を言いたいわけでは勿論ありません。(タバコの件は健康に影響が出ることなので状況を改善したほうが良いと思いますが。)
そんな大上段に構えるよりかは、上のような状況に出くわすにつけ「ああ今日本にいるんだなあ」と感じつつ、最早純粋な日本人の精神を持っているわけでもなく、かといってアメリカ人でもない、ふわふわとした「異邦人」として刻を過ごすのが、海外滞在者の粋な日本での過ごし方なのではないか、そんな事をぐだぐだ考える今日この頃です。