2009-10-22
皆さん、こんにちは。
アクタスの奥村です。
先日知り合いに誘われてPotluck Party(ポットラックパーティー)に参加しました。Potluck Partyとは、平たく言うと、「一品持ち寄りパーティ」のことです。つまり、パーティの参加者全員が何かしら一品食べ物を持ち寄って、みんなで分け合いながらワイワイ楽しむパーティ。日本ではまだまだ馴染みが薄いように思えますが、アメリカではポピュラーなパーティースタイルで、教会やコミュニティーグループが始めたそうです。
実は今月に入って2度目のPotluck Party。
その他にも誕生日パーティー、お別れパーティー、などなど。
アメリカに来て驚いた事の一つが、このパーティーの多さかもしれません。何かあればパーティーを開き、知り合いが知り合いを呼んで、そうしてコネクションを作っていく。アメリカのパーティー文化は、ある意味ソーシャルネットワーキングだと思います。最近はパーティーの告知、招待、打ち合わせ、誰が何を持参する等まで、今流行りのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を使って行うケースが増えているようです。私も流行りに乗って、FacebookというSNSのウェブサイトを通してイベントやパーティーの情報を得たり、友達と実際にイベントを作ってウェブサイト上で友達を招待したりしています。(あまりマメな方では無いので、コメントを書いたり、ブログをつけたりはしてませんが。。)
話しは変わりますが、アメリカに来てもう一つ驚いた事は、全員とは言えませんがアメリカには社交的な人が多いという事。というよりは、社交的であるよう努めている人が多いという事です。以前に抱いていたアメリカ人の印象は、皆幼い頃から明るく元気で社交的で、それがアメリカ人の持って生まれた性格だと思っていました。私の抱いていたイメージを良い意味で崩してくれたのが、大学時代の出来事です。
大学在学中、ソロリティーというクラブに所属していました。説明すると長くなるので、簡単に言うと、女性限定の社交クラブ、日本でいうサークルのようなものかと思います。様々なイベント、福祉活動、しきたりを重ねて特定の仲間意識を築いていこうとするこのクラブ。ソロリティーにはそれぞれ名前の違うグループが4~5つほどあって、各グループによってカラーやテーマが異なります。毎学期新しいメンバー集めの為にリクルート活動が行われるほど本格的で、ある時期になるとイベントやパーティーでメンバーは大忙しです。初めてリクルートの為のパーティーに参加した時の事。興味を持ってくれている新入生の心をいかに掴んで、自分達のグループに入って貰うか、メンバー全員が真剣。社交的なアメリカ人だから初対面の人でもすぐに仲良くなれるだろうから、メンバーにとっては簡単だろうと思っていたのですが、、、パーティーの企画中にまるでレクチャーのように、「初対面の人と打ち解けるテクニック」「第一印象を良くするには」「どんなトピックが盛り上がるか」について皆で討論を始めたのです!勉強会の結果、普段は生物室で顕微鏡を覗いてばかりいるあの子も、笑顔、ハイテンション、冗談まで言ったりして、パーティーは終始にぎやかでした。
アメリカでは、授業以外でも、こうやってクラブ活動やソーシャルネットワーキングを通して対人スキルを学生の頃から磨いているのです。もちろん、生まれ持った性格もあるとは思いますが、皆こうやって努力しているんだと思ったら、初対面だからこそ話しやすい雰囲気が作れるように頑張らないといけないと改めて感じました。
就職活動の一環で、ソーシャルネットワークイベントに参加される方もいらっしゃるかと思います。面接では無いものの、そこで出会った人と後々ご縁があって、、という成功談も良く耳にしますし、イベントやパーティーが苦手という方も、いつもよりちょっと勇気を出してみて笑顔作りから初めてみるのはいかがでしょう。
アクタス
奥村真知子