2009-11-09
先日、東京に1週間ほど出張に行ってきました。
で、今回は行ってきました。実家まで。週末を利用して土日の1泊2日。
今まで、出張の時に一度も実家に立ち寄った事がなかったので、
両親は何か深刻な話しでもあるのかと思っていたらしい。
普段しないことはあまりやらない方がいい。と実感。
その後は、家族団らん、孫の話しや親戚の話しで一通り盛り上がり、
話題もつきたところで、テレビ鑑賞の時間。
相変わらず日本のテレビ番組はグルメとお笑いのオンパレード。
ニュースといえば、インフルエンザと国交相の前原大臣ばかり。
そして何よりも一番気になったのは、ニュース番組のような顔をした
情報番組の多い事。
80年代初め頃の久米宏の「ニュースステーション」が始まりだったか
と思いますが、最近では早朝に、みの○○たさんが司会する番組なんかが代表的なものですね。要するにキャスターや司会、そしてその取り巻きにいるご意見番のような人が、一つ一つのニュースに対して意見を述べる。
これってかなり危ういなあ?。とつくづく思う。
ある事実や真実に対して、ニュースというのは客観的にそして
正確に伝えるべきものであって、現在ある、○○ニュースとか、
ニュース何何、とかという番組は、制作者側の主観や意見が
かなり入っている。要するにニュース番組と情報バラエティー番組?
の垣根がなくなりつつあるという事です。
視聴率を追っかけなければいけないので、どうしても視聴者受けの
よい番組作りになる。ご意見番やキャスターの発言は弱者擁護
のものがほとんど。まだ事実がはっきりしていないのに、
容疑者に対して怒りをあらわにするキャスターもいる。
そして裁判関連のニュースでは、被告人はすでに犯罪人扱い。
ちなみに、郵政民営化も今となっては、歴史に残る改悪とさえ
言われている。(当時相当支持されていたのに。)
いや?こんだけ情報が氾濫している社会になると
真実を見ようとする心と、本質を見抜く力というのが
本当に大切になってきますね。
追伸
最近読んだ「思考の整理学」という本、かなり面白いです。
東大生、京大生に一番読まれた本らしいのですが、
簡単にいうと必要の無い記憶はどんどん捨てろというものです。
人間の脳みそには限界があるらしく、コンピューターと一緒で、
空きスペースがなくなってくると動きが悪くなるそうです。へえ?。
(この話をある人にしたら、私は捨て過ぎだと叱られましたが...。)
鈴木剛央