2009-12-14
12月も半ばに差し掛かり、今年も残すところ、あと3週間ほど。
改めて今年書いたブログの内容を見てみると、
昨年9月のリーマンショック後の未曾有の経済混乱と、
オバマ政権の誕生についてが主な話題だったように思います。
先週にはホワイトハウスからは“景気は回復に向かっている”との
発言もあったようですが、失業率がまだ上がり続ける様相を呈しています。
10月末時点の発表で、失業率は全米平均で10.2%。
ただし仕事探しを諦めてしまった人や、本来はフルタイムを希望しても、
パートタイムの職に就いている人、またほとんど仕事がなくなってしまった
個人事業主などは換算されていない為、その人数を入れると
17%をゆうに超えると言われています。
そんな年末の中、ゴシップ系メディアのみならず、
一般の真面目なニュースでも取り上げられているのが
タイガーウッズの”Affair”について。
現時点で15名の愛人が名乗りを上げ、ウッズは全てを認めてはいない
ものの、先週金曜日に自身のウェブサイトにて、
“しばらくPGAの活動を休止し、家族との時間にフォーカスする“と
発表しています。
ただ、今回の件で私自身が一番気になるのは、
女性達の中に、アフリカン・アメリカンやアジア・アメリカンが
1人も含まれていないこと、です。
タイガーは子供の頃、父親とゴルフの練習でゴルフ場を訪れ、
入場を断られた事もあると聞きますが、
かつてのマイケル・ジャクソンが整形に整形を重ねたのと、
どこかで同じ想いがあるのではないかと、感じてしまいます。
過去に「バスケとオバマ氏の関係について」と題して
ブログを書いた事がありますが、
アメリカにおいても、まだまだ人種問題については、
根強い何かが存在するのではないでしょうか。
ドル安が続いているアメリカでは、今こそ輸出のチャンスですが、
殆どの工場を海外に持っていってしまった結果、
アメリカが輸出できるものというと、
航空・防衛機器関連または、一部半導体のみで、
今後の景気回復に向けた、起爆要素が見つからないと言われています。
ウォールストリートが回復の兆しを見せてはいますが、
(またボーナス問題があり、政府がそれを抑える法案を通そうとしていますが)
一般の企業がなかなか元気を取り戻さず、
雇用の回復には、まだまだ時間が掛かりそうです。
そんな中、物事をいかに捉えるかはその人次第ですが、
せっかくであればポジティブに捉えた方が、
そこから何かを学び、自分の糧にして行く事ができるのではないか、
世の中の動きが予測できない今だからこそ、自分の基盤をしっかり築く事が
何よりも大切だと感じます。
改めて自分が何をしたいのかを考える良い機会でもあり、
私自身、新年の抱負を考えているところでもあります。
本年はさまざまな方に支えて頂き、本当に感謝しております。
皆様にとって、新年が飛躍の年でありますように!
松浦