2010-04-19
先週、ヤンキースタジアムで昨年のワールドシリーズ優勝の
チャンピオンリング授与式が行われました。
(残念ながら、仕事もあり昼間に行われたので、夜帰宅してから
Youtubeでこっそり観賞。)
まず最初にジラルディー監督の名前がMCのマイケル・ケイ
によって呼ばれ、ベンチから出てきます。
次はジーターあたりが呼ばれるのかな~
なんて思っていたら、何と、チーフトレーナーの何とかさんが呼ばれていました。
球場のファンやベンチで自分の名前を待っている選手達から
影で支えてくれた裏方さんに惜しみない拍手が送られていました。
思わず涙ぐんでしまったチーフトレーナーの何とかおじさんを見て、
こちらもうるうる....。
あ~やっぱりチームスポーツってのはいいなあ~~としみじみ...。
そしてコーチ陣が呼ばれ、選手達は背番号の大きい順に呼ばれていきました。
ってことは、キャプテン・ジーターは背番号2なので一番最後ってことか。
(1番は永久欠番で使われておりません。)
やっぱりなあ~、アイコンだもんね。背番号順とはいえ当然だな~
なんて一人でぶつぶつと。
順番通り、ジーターが最後に呼ばれると球場からは、大歓声。
さすがだね~。
デビュー当時から追っかけているファンとしては、この瞬間はたまりません。
なにせ彼がキャプテンになってからは初めての
優勝ですからねえ。
で、ここまでは予定通りの展開なのですが、今日の試合相手は、エンジェルス。
ご存知の通り、松井選手が今年移籍したチームです。
やっぱり移籍しちゃうとリング授与式ではよばれないのかあ。
と思っていると、やってくれるではありませんか。
We have one more ring to present…….
(粋な演出......。)
反対側のベンチの前にぽつりと一人で立っていました。
7シーズン在籍。ワールド・シリーズMVP、H I D E K I M A T S U I!
と呼ばれると、観客は皆スタンディングオベーション、拍手喝采、雨あられ。
そして監督からリングを渡されると選手たちに囲まれ皆とハグ、ハグ、ハグ。
いや~ほとんど松井の誕生パーティー状態。
感動しました。
おそらく彼にとっては、チャンピオン・リングよりもあの一瞬、あの出来事の方が一生の宝物となるんじゃないのかな。
この時のためにWBCという大会を辞退し、一時日本のメディアからも叩かれ、ケガもして大変な時期を過ごした結果、最後の最後に
それを手に入れられたわけですから、本当に祝福してあげたいですね。
「信じる道を進むこと。」
大切な事です。
翌朝の新聞も松井中心の記事。とあるNJから来ていた主婦のコメント。
「松井のプロフェッショナルで謙虚な態度が大好きだった。」
自己主張の国アメリカでも“謙虚”が美徳と考える人達がいると、
ちょっとほっとしますね。
という事で、お時間があるときにでも是非一度以下をご覧ください。
感動しますよ。
http://www.youtube.com/watch?v=SYMNKnxVYDQ
鈴木