2010-05-17
本日のニューヨークタイムズ紙に
“GMの売り上げが3年ぶりに売り上げが40%アップ”と出ていました。
景気が回復をしてきた傾向でもあるのかもしれません。
まだTreasury DepartmentがGMの株の60%強を
保持しているようですが、近い内に株式を公開し
資金を調達予定のようで、借金を返せるのも時間の問題のようです。
確かにGMは最近はアグレッシブな広告も目立ち、
押せ押せの雰囲気があります。
でも、これは、トヨタが“こけた”恩恵という気が、
しないでも有りません。。。
ある方と話をしていた際にトヨタ社の話題に及び、
その方は“アメリカにやられましたね。”と言われていました。
そもそもトヨタは共和党に対してロビー活動をしていましたが、
民主党に対しては手付かずだったようです。
何かとスペンディングが多い中で、政府は資金調達の必要性が
あったのではとも言われていました。
今回の問題の発端となったカリフォルニア州の事故は、
高速道路のパトロールオフィサーが自家用車のLexus車を
修理に出した際サービスで出していた車に、
ディーラーが大きめのフロアーマットを敷いてしまい、
アクセルが踏んだ状態が続いた事が事故の原因でした。
ただし、数日前に同じ車を借りた別の顧客は、
やはり同じようにアクセルがフロアマットに引っかかって
スピードが落ちなかったようですが、
ギアをニュートラルに切り替える事で問題が無かったとの
レポートが上がっているようです。
パトロールオフィサーご本人が所持していたLexusとは
違うタイプだったことも、原因の一つのようです。
その事故から始まり、トヨタ車はリコール続きで、
さらに、その対応の遅れが目立つように見えますが、
こういったりコールは車メーカーでは良くあることで、
リコールの準備段階でメディアが先に情報を出した為、
対応がごてごてに遅れている印象を与えた、という話しも聞きます。
私も一時期は街中でプリウスを見ると、この車は暴走しないよね??
と思ったくらいです。
先月のフォーチュン誌の記事には、トヨタ社のユーザーは
品質には満足はしているけれども、今回の対応にはかなり不満足という
リサーチ結果が出ていました。
真相は全く持って定かでは無いですが、色々と聞いてみると、
何となく地場産業を守りたいアメリカの策略に引っかかってしまった感が
否めないトヨタなのでした。
これもマーケティング下手と言われる日系メーカーの
側面なのでしょうか。。。
松浦