2010-08-23
ここ最近のニューヨークの主な話題といえば、ベッド・バグ(ダニ)。
噛まれるだけで病気を運ぶわけでは無いようですが、
様々な小売店や個人宅で出没しており、被害総額が確実に
上がってきているようで、警告が促されています。
そして先週のニューヨーク・タイムズ紙で取り上げられていた記事は、
“日本のGDPがついに中国に抜かれ、世界3位になった”という事。
以前のブログでも書いたことがありましたが(4/12/10 中国の台頭?)、
2035年辺りまでには中国のGDPが世界一になるだろうという事は、
定説になりつつあるようです。
中国は技術の無さが指摘されていますが、それも企業買収によって
補われるのではないかと言われています。
先週になりますが、友人の友人が日本からドミニカ共和国に旅行に行くのに、
ニューヨークで飛行機を乗り換えるために1泊するという事で、
ディナーを一緒にしました。
彼は私とほぼ同じ年にも関わらず、県会議員として勤務しており、
政党に所属するとサラリーマンのようで、自分の考えに反する事も
サポートしなければならないということで、無所属を貫いている人です。
彼は米国に留学していた事も有り、今の日本を冷静に見ており、
話をしていると、なるほどなぁと思うことが、とってもたくさん。
その彼の話の中の一つに、ここ最近中国や海外の企業が日本の森林を
買収し始めているという事がありました。
日本には実質それを阻止するルールや法律は一切無く、このまま行くと、
将来的に水を海外の企業から買わなければならない可能性が
出てきてくるらしい、というのです。
更には、一般的な外交においては、他国は“日本を追い詰めない程度に
付き合う”ようにしているという事でした。
戦後、奇跡の復興を遂げ、経済大国になった日本は潜在的な能力が高く、
本来の力を発揮すると、手強い国になってしまうからという事のようです。
日本はガラパゴス島に例えられ、世界での競争力がなくなっている事が
色々なところで指摘されているのを見受けます。
若い世代は内に目が向き、海外を見ておらず、戦後の復興を支えてきた
団塊世代は定年を迎えています。
何だか不安要素がいっぱいの中で、上述の友人のように真剣に
日本のことを考え、良くしていきたいと思っている人物がいるのは、
希望が持てるなぁと率直に思ったのでした。
と、そんな大きな事を思っても、残念ながら今の私に出来ることは
何も無さそうで、まずは地元コミュニティーのお手伝いと、
NY新潟県人会でロング・アイランドワイナリーツアーを、
こつこつと企画しているのでした。笑
ご興味がある方、ご連絡下さい!
松浦