2010-11-15
オーガニック、有機野菜。
これらの言葉は、現代社会では黄門さまの印籠のような威力を持っています。
ORGANICと言われた瞬間に、問答無用、無条件に「身体によい」「安全」というように脳に刷り込まれています。
もちろん、私もスーパーへ行けば、ORGANIC と書いてある食材に自然と手が伸びます。
しかし最近、オーガニック野菜にも発ガン性物質やサルモネラ菌、O157のような食中毒菌を発生させる可能性があると言われだしました。
いやいや、ほんまかいな?と思うのは私だけではないかと思います。
ご存知の通り、有機栽培(オーガニック)とは化学肥料を一切使わないという意味です。
要するに化学肥料は使わないが、有機肥料は使っているという事です。
この有機肥料には、家畜の糞尿を発酵させて作る「動物性肥料」と、草花を発酵させて作る「植物性肥料」があり、そのどちらを、どれだけ使ってもオーガニックと謳えるわけです。
で、ここから先はある文献の抜粋です。
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野菜に含まれる「硝酸性窒素」が、がんと関係しているのではないかと指摘され始めたのは、最近のこと。元々人間の体内に存在している硝酸性窒素だ が、食物を通じて摂取しすぎると、体内で肉や魚のたんぱく質と結合し、「ニトロソアミン」という発がん性物質を発生させる可能性が指摘されているのだ。そ してこの硝酸性窒素は野菜にも大量に含まれているという。
「農作物の生長を促進させるためには窒素が必要で、ほとんどの肥料には窒素が含まれていますが、農作物は肥料から窒素を取り込むと、これを硝酸性窒素に変えてしまうのです。そして野菜を食べることで人体にも硝酸性窒素が蓄積するのです」
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という事だそうです。こうなると無農薬、無肥料野菜しか食べられなくなるわけです。
家庭菜園をするしかないという事になってしまいます。
数年前には、マグロに含まれる水銀が問題になったりで、もう一体何を食べたらよいのかわからなくなってしまいますね。
「過ぎたるは及ばざるが如し。」
何事も“過ぎる事”はよくないという事ですかね。
オーガニック野菜ばかりじゃなく、バランスよく色々な食材を食べていく事が大切なのかもしれません。
私の場合、それ以前に「食べ過ぎ、飲み過ぎ」の方に注意しなければいけませんが。
鈴木