2006-06-12
こんにちは、始めまして。コーディネーターの緒方と申します。
私はNYの地下鉄に貼ってある広告が好きですが、最近見る広告で“How Bad Do You Want To Be Good” というのが有ります。この広告を出しているのは大学か専門学校か何かでした。昔の私のような外国人学生がたくさんいるような学校なのでしょうか。その広告を見るたびに何となく英語を学び始めたばかりの外国人学生を想像してしまいます。
Bad、そしてPrettyもそうですが、それぞれの基本的な意味とは別に、どれくらいの度合いかを示す時によく使われる言葉です。私がアメリカに来たばかりのときはそれが分からず、Pretty は可愛い、そしてBadは悪い、くらいしか語彙力がありませんでしたので、Pretty Badなどと言われると可愛いのか可愛くないのかどっちなんだ!くらいに思っていました。そしてアメリカ人の英語の先生から”日本人学生は恥ずかしがってあまり英語を人前で話そうとしない。使ってこそ上達するのに、Too Badだ“と言われたときなどは、それを(残念だという言い回しと知らずに)直訳して”とても悪い“と言われたのだと思い込んでしまい、悩んだものです。この程度の英語力しかありませんでしたが留学を決意し、何とか卒業でき、さらに心理学の学士号で卒業したにもかかわらず、卒業後は2年半通訳として働きました。面白いものです。
今年10月発行のH-1bがもうなくなってしまい、こちらで就職活動をしたいのに途方にくれている方もいらっしゃると思いますが、人生何が起こるかわかりません。期待を持たせる訳ではありませんが、卒業直後の私の状況を言いますと、OPTさえ取れませんでした。(卒業後に法律が変わり、卒業前でないとOPTの申し込みが出来なくなった為です)この先ビザをサポートしてくれる会社が現れないとも限りません。日本に帰ることになり、就職した会社でいいポジションを取ることが出来、こちらで就職していたよりも幸せかも知れません。日本に帰国して何年後かに駐在でこちらに来ることになるかも知れません。何がどうころんでどうなるかは、なってみないと分からないのです。
広告の話に戻りますが、最近NYの地下鉄で見かけるHNBCの、同じものを見ても人の感じ方はさまざまだということを伝えている広告はすごいなと思います。作った人を尊敬してしまいますが、本当に人の考え方は十人十色です。そしてその考えたが行動を左右し、その行動によってこれからその人それぞれの進む道が変わっていくと思います。今まで就職活動をされてきてまだ決まっていない方も、そろそろ始めようと思っている方も、頑張ってください。まだ行き先が決まってい無いということは、考えようによっては、どこにでもいける、そしてなんにでもなれる訳ですからね。