2011-03-09
俳優のチャーリー・シーンは私生活がみだりに乱れていましたが
昨日インタビューでの監督とユダヤ人の批判をしたことから、
ついに人気ドラマ”Two and a half men”を解雇されました。
そして、同じ頃、ディオールのスターデザイナーのジョン・ガリアーノは
ユダヤ人とアジア人批判発言の後、”I love Hitler”発言をきっかけに
解雇になったと大きく報道されています。
ハリウッドではユダヤ系で活躍している方々が多く、
会社側のダメージにならないようにと、早急に対応した結果のようです。
勿論の事ですが、人種発言はとってもセンシティブな問題ですね。
さて、先週月曜日の夕方には、日経アメリカ社と一緒に行っている
「女性の為のパワーミーティング」を開催しました。
第2回目の今回は、ニューヨークにあるロイター社にて
テレビアンカーとして、更にドキュメンタリー映画の監督としても
ご活躍でいらっしゃる我謝京子さんをお招きし、
「ニューヨークで働く - 私達がこの街を選んだ理由」をテーマに、
我謝さんが始めて監督をされた映画「母の道・娘の選択」を上映、
その後に我謝さんに講演をして頂いたのでした。
この映画は日本人女性として、そして母として体験した、
日本とアメリカの文化の違いが、生き生きと描かれている映画です。
女性のテーマに留まらず、文化を選択するのではなく、
全ての文化を自分の中で存在できるマルチカルチャーが、
ひいてはグローバルな人材になるのではないかという方向に
話しが展開されていました。
映画の中で“日本は華道や茶道など、道を追求する。
子育てについても、子育て道という一つの道だけを考えている。
日本人は真面目で、道を追求しようとするが、色々な道があって面白いでは。
ただ、一方でニューヨークというワサワサした空間にいると、
お茶を入れることに集中できる茶道は気持ちが良い。“という
我謝さんのコメントが印象的でした。
第1回目の女性の為のパワーミーティングでは、
「グローバルビジネスにおける女性管理職・活躍の可能性と展望」と題して
国際舞台で活躍しており、現在はニューヨークにいらっしゃる
日本人女性の方にお話をしていただきました。
私はアクタスで勤務をして7年になりますが、仕事柄、
米国にある日系企業のトップの方とお話しをさせて頂く機械が多いのですが、
ここ最近、トップが女性というパターンが、少しずつですが、
出てきているように感じます。
布石になるようにと頑張ってこられた女性総合職の1期生たちが、
ニューヨークで活躍の場を得ていらっしゃるのだと思います。
私にとってはニューヨークで日本人の女性のロールモデルを
見つけるのが難しい中で、こういったセミナーでの機会は
私自身人生の勉強になり、また改めて様々な事を考えさせられるのでした。
今後とも、皆さまの飛躍のお手伝いが出来るセミナーを
開催して行きたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします!
松浦