2011-08-09
こんにちは。アクタスの奥村です。
私事ですが、今年NYで結婚式を挙げる事になりました。
二人の初めての共同作業ですので、もちろん、その過程も楽しんではいますが、式の当日にドレスが無い!なんていう悪夢を見るほど準備に追われております(汗)。結婚式の準備ってこんなに大変とは、、、あと、場所はアメリカですが、二人の母国である日本と香港の文化も取りいれながらのフュージョン?なので、益々複雑で大変なのです。詳細は沢山ありすぎてここには書ききれない程ですが、その中から一つ皆さんにお話したいエピソードがあります。
日本で結婚式に呼ばれたら「ご祝儀」を準備するのが当たり前だと思います。香港も同様に「Red Pocket」といった、香港では縁起が良いとされる赤い色のお年玉袋のようなものに現金を入れて渡すのが一般的なんだそうです。
日本人の私、香港人の旦那。
当たり前のようにゲストからはご祝儀を頂くのが普通なんだと思っていました。
でもここは、、、そう、アメリカなんです!!
アメリカには、日本や香港のようにお祝い事にお金を渡す習慣が無いのです。
そこで、「Wedding・Bridal Registry」という制度があります。新郎、新婦がお祝いに欲しいものを事前にリストアップし、贈り物をしたい人達はそのリストを見て、予算に応じて何を贈るかを決めるという仕組みです。例えば、キッチンウェアや電化製品など新居に必要なものが一番人気だそうで、最近は好きなお店させ決めてしまえば、全てオンラインで注文できるような簡単なシステムになっています。
郷に入っては郷に従え、とは言っても、やはりアジアの習慣も大切にしたい!という訳で、どうするべきか話し合うべく旦那の両親も含めてEメールのやりとりが始まりました。
アジアの文化を理解できない人もいるだろうから、招待状に「Cash Please」と書くのはどうか?
いやいやいや、それはストレートすぎるだろうから、「Cash Preferred」はどうだろう?直訳すると、現金を好む、、、
と、そこにアメリカで結婚式を挙げた経験のあるお姉さんが登場。
そして見事に即両方とも却下。
ながぁ~いEメールのやりとりの結果、最終的にはRegistryに落ち着く事に。
やっぱりここはアメリカなんだから、という結論に至ったのですが、
実はこの話には続きが、、、
後日アメリカ人の友達にその笑い話をしたところ、最近はアメリカでも現金を包むこともあるよ、得にNYはアジア人のカップルも多いし、とあっさり。そういう時はCashじゃなくて、遠まわしに「Envelope」と言えばいいんだよ、とその一言で、あの香港とアメリカを行き来した長いEメールのやりとりが一瞬にして無駄に。
今となってはこの話はネタとなり、今後も結婚式の話をする度に笑い話として出てくることでしょう。
奥村真知子