2011-11-21
最近、息子が通う日本語補習校、現地小学校の授業参観が立て続けにありました。
まずは、土曜日に日本語補習校。
その日の授業は、国語で物の名前という課題。
りんご、イチゴ、メロン、みかん、くだもの。この中で何か違うものはどれか?
はい。正解は、くだもの ですね。
一つ、一つの名前ではなくいわゆるカテゴリーの名前です。
そこで、先生が、「くだもののように、たくさんの名前のものを何か挙げてください。」と。
子供達が一斉に手を挙げだしました。
乗り物!(車、自転車、電車) うん確かに。
野菜!!(にんじん、キャベツ、トマト) それも正解。
文房具! (えんぴつ、けしごむ、筆箱) おっ、すごい。
そしてついに、うちの子が.....。
「アメリカ~!」 なんじゃそりゃ~~~~!
すかさず、「ペンシルベニア、サウスダコタ、カリフォルニア」等々、州の名前を一人で挙げまくっている......。
先生も若干困惑気味.....。
一概に間違いではないけど、他にもあるだろ~~と叫びたくなる父親は、少々複雑な気分でした。
そして、2日後に現地校の授業参観...。
ここでは、そつなくこなしている姿に少々安堵感。
でも教室の雰囲気が少々違う....。
ありゃ、誰も手を挙げていない.......。でも、先生に指されて答えている。
そうです。なんとこの学校では、手を挙げず、左手の親指を立てるだけなんです。
色々な理由からそうしているらしいのですが、主な理由は、手を挙げるとやかましいという事と、いつも手を挙げられない子に劣等感を植え付けないという配慮もあるそうです。
世の中変われば、変わるもんです。そういう意味では、金八先生のグー・チョキ・パーの手の挙げ方は画期的だったよな~ なんてくだらん事を思う。
そして、授業参観の後、先生と親の個人面談。(これは、時間の問題もあり家内に任せました。)
落ち着きがないとか、字が汚いとか、忘れ物が多いとか、多分相当言われるだろうなあ~と覚悟していたのですが、夜帰宅し家内に聞くと、先生から最初に出てきた言葉は、
「He is teacher’s dream. He is one of cool kids.」
だったそうです。
いや~~嬉しい!
その後、Reading, Mathはいいが、Writingが弱いとか、色々と言われたようですが、そんな事はどうでもいい、最初の言葉でもう十分です。
もともと遺伝子的にオール5(アメリカは4か)なんて期待していない。
勉強はそこそこでも、クラスで存在感を示している事の方が大切なのだ。
常識にとらわれず、「アメリカ~」と言ってしまうこともある意味いい事なのかな?
家でのだらしなさは少々大目に見てあげないといけないかな?
という事で、引き続き楽しい学校生活を送れるよう心から応援したくなる夜でした。
鈴木