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2011-12-13
そのチョイス、どうやってしましたか?
コーラか、ダイエットコーラか、コーラゼロか、ペプシか、ペプシダイエットか、スプライトか、セブンアップか・・・

ただの飲み物にもこれだけ選択肢があることは、豊かさの象徴だと思いますか?
人間の生活を幸せにすると思いますか?

最近、Sheena Iyengarという著者による、The art of Choosingという本を読みました。題名からも分かるとおり、毎日の生活において私達が無意識にしている、「選択」についての本です。
著者は現在コロンビア大学のビジネススクールの教授で、心理学の「選択」にまつわる数々のリサーチで知られる人物です。
幼いときにインドからアメリカに移民し、3歳のときから徐々に視覚を失い今では全盲というバックグラウンドを持っています。


さて、上記のように、選択がたくさんあるということは、アメリカのような国では、豊かさの象徴と捉えがち(むしろ当たり前と捉えられがち)ですが、所変わればそのとり方もさまざまです。
東ヨーロッパの被験者に上記の選択肢を与えた際、「これはチョイスがひとつしかない」と答える人が多いそうです。
その文化にとっては、コーラもペプシもスプライトも、ソーダということで一つとみなされる、ということです。

アメリカで歯磨き粉を買おうと思ってドラッグストアに行くと、あまりにも種類がありすぎで、最初はいろいろ比較対象して考えていたけれど、結局最後は訳がわからなくなって、適当に選んで買った、というご経験ありませんか?
これまでのさまざまな実験によると、7+/-2ルールというものが存在するそうです。つまり、人は5~9くらいの選択肢を与えられた場合、20も30も選択肢を与えられたときより
① 自分の意志で選択する
② 自分が選んだものが一番良かったと自信を持てる
③ 自分の選んだものに対する満足感が大きい

可能性が圧倒的に高いそうです。

選択肢もほどほどに、ということですね。

選択肢といっても、では、こんなシナリオはどうでしょう?
未熟児の赤ちゃんが生まれた両親がいます。
脳内出血もあったその未熟児の赤ちゃんは保育器に入れられ、人工呼吸器につながれています。3週間経ったところで、改善は見られません。
ここでは2つの選択肢があります。①呼吸器を外す ②そのまま呼吸器につないで改善を待つ です。
①の選択をした場合、赤ちゃんは死んでしまいます。②の選択肢をした場合、40%の確率で赤ちゃんは死んでしまいます。残り60%の確率で赤ちゃんは生き延びることができますが、脳内出血の影響で、植物状態のまま生きることになります。
あなただったらどうしますか?

どちらの選択をするかは、あなたがどの国に住んでいるかでも大きく変わってきます。
フランスに住んでいる場合、この判断をするのはお医者さんです。個人の意見の尊重を重視するアメリカ人にとっては考えられないかもしれませんが、呼吸器を外しますという判断は両親ではなく、お医者さんによってなされます。(もちろん両親が反論することはできます。)

アメリカの場合は皆さんご存知のように、両親が決断を下します。

上記の経験を実際にした、フランスとアメリカ両国の両親たちを比べた調査があります。結果として呼吸器を外し、赤ちゃんは死んでしまいました。数年後、自責の念が少なく、精神的に回復が早く、「この経験から多くのことを学んだ」といったようなポジティブな回答をしたのはどちらの国の両親だと思いますか?選択のできたアメリカの両親でしょうか?お医者さんの決断に任せたフランスの両親でしょうか?



答えは、フランスの両親です。

対象的に、自分で決断をしたアメリカの両親たちは、何年後も自責の念にかられ、「もしも・・・」というあきらめられない気持ちを持ち続けているという結果でした。ここで最も興味深いのは、それでもアメリカの両親たちは、「医者が自分の赤ちゃんの生死の決断をするなんて考えられない。同じような状況がまた起きたとしても自分で判断をする。」と回答していることです。

選択肢があるということは、自分の人生にコントロールがあるかのように思えますが、見方を変えると、自分を非常に苦しめることでもあるのです。
普段は意識しませんが、選択肢の対価というのは、思っている以上に大きいのかもしれません。

リクルーターとしてもとても興味深いデータがありました。
就職活動をする新卒の学生たちに、仕事におけるトッププライオリティーは何ですか?という質問を就職活動を始める前、数ヵ月後、更に数ヶ月後にしました。
就職活動を始める前は、「自身に決定件がある環境」「創造性を伸ばせる環境」といった、「高尚」で抽象的な条件を最優先とした学生が圧倒的でした。
数ヵ月後に同じ質問をした際、学生達のプライオリティーは「今までの教育や費やした費用が報われること」という、もっと現実味のあるものに変化しました。
その数ヵ月後には、「お給料がよい事」ということがトッププライオリティーになったそうです。
しかし、それらの学生が就職した後に質問をした際、「自分の仕事探しにおけるプライオリティーは就職活動中一環しており、変わることがなかった」と答え、自分の選択肢の基準は一環していたと勘違いしている人ほど、就いた仕事への満足感が大きかったそうです。

周りの状況が変われば、選択肢の基準も選択も変わります。
リクルーターとして、忘れちゃいけないことだなぁと思ったのでした。

著者自身が語るこの本をぎっしり凝縮した25分のビデオです。
とても面白いので、お時間のある際には是非。
http://www.ted.com/talks/lang/en/sheena_iyengar_on_the_art_of_choosing.html

武田