2012-02-06
日曜にはスーパーボールが行われたスーパーサンデー。
結果はニューヨーク・ジャイアンツがニューイングランド・ペイトリオッツを
下してワールド・チャンピオンに輝いています。
ジャイアンツ・ファンの皆さま、おめでとうございます!
私は特にアメフトのファンではないものの、スーパーボールといえば、
サンクス・ギビングに次いで食料が消費されるといわれるほど、
全米のいたるところでホームパーティーが行われたり、
スポーツ・バーやウォッチ・パーティーが行われている
バーやレストランに多くの人が繰り出す日。
私のアパートでもいたるところでパーティーが行われており、
ゲームを観ていなくとも、叫び声を聞いて、
ジャイアンツが優勝をしたのはすぐに分かりました。笑
ところで、先週、とある専門商社の社長様とお話をする機会が有りました。
この方は1年前に米国本社に赴任されていますが、
以前はマレーシアに駐在の経験をお持ちです。
今後は米国の売り上げを上げる事が使命でいらっしゃいますが、
これだけ成熟したマーケットで、どうやって成功できるのかが
難しいと思うと仰っていました。
マレーシアなど東南アジアでは、優秀な人材でも初任給は
何と、年収10万円程度で採用できるそうです。
一方米国は大学卒業の初任給では3万ドル以上から。
この人件費の差が大きく、どうしても人件費が安い国に
業務のオフショア化が進むのは仕方が無いですね、との事。
そしてこの社長様が仰っていらっしゃったのは、
まだまだ日本も不景気で、この企業様では過去5年間
一切給与が上がっていないということでした。
そういう会社は意外と多いようです。
米国赴任でやっと給与が上がったんですよ、と言われていました。
一方米国では3%程度の給与上昇率が見込まれており、
ある意味、着実に経済が成長しているマーケット。
ただし、米国ではパフォーマンスに見合わないの社員の解雇が一般的で
会社を軽く出来る仕組みを持っているという側面もあるのかもしれません。
ただし、日本でも、いよいよ解雇をする企業が出てきているようです。
ただし理由の多くは「ミスマッチ」によるもの。
なんともハッキリしない理由ですが。。。
そして、上司よりそう判断されると、解雇を言い渡すというよりは、
転職を支援するそうです。
今までは会社は社員の雇用を維持する為に、痛み分けをして
給与が上がらない仕組みが多かったように思いますが、
優秀な人材を維持する為には、日本の雇用状況は
徐々に欧米化をしていかざるを得ないのではないかもしれません。
現在の日本のトップはサラリーマン社長が多く、
社内で出世上手だった人物がトップについていると言われています。
グローバル化がいたるところで言われている時代、
生き残るには、やはり優秀な人材を魅了できる人事が必須で、
そのためにも、力強いリーダーシップが求められる時代ではないでしょうか。
松浦