2012-04-10
イースターの週末を知人のところで過ごしました。
天気もよく、各地でエッグハントを楽しむ子供たちのニュースを見ましたが、
知人の子供のクラスメートの親が主催するエッグハントに一緒に行きました。
庭もない街中のアパートに住むのと違い、郊外の広い裏庭を見ているだけでも
うらやましい限りですが、その一部を使ってエッグハントが行われました。
プラスチックの卵の中には、シールやキャンディー、小さなおもちゃなどが
入っていましたが、子供たちにとっては、中身よりも卵を探すということが
何よりも楽しそうです。
事前に、一人15個までといわれていましたが、どの子も約束を守っている様子は
むしろ微笑ましいものでした。
卵は400個近くあったのでしょうか。作るのはとても大変だったと思いますが、
エッグハントはあっという間に終了してしまいました。ただ子供が楽しむ顔が
見たいからという大人達の思いは(子供はそこまで全く考えていないと
おもいますが)見ていてこちらも楽しくなりました。
キリスト教にとって、復活祭であるイースターはクリスマスに次ぐ大きな
イベントです。
子供たちにとっても同様で、イースターバニーからのプレゼントを
とても心待ちにしています。
イースターサンデーの前夜、家の外に特別な鍵を置いておきます。
するとイースターバニーはその鍵を使って家の中に入り、プレゼントを
置いていってくれるそうです。
知人は毎年用意していた鍵が見つからず、もし子供から鍵のことを聞かれたら、
バニーは“ロックスミスに頼んだらしい”と言う、というので思わず
笑ってしまいましたが、イースターバニーの訪問を楽しみにする子供にとっては
そんな答えも納得できるものなのでしょうか。
サンタクロースには、ミルクとクッキーを用意して置きますが、
イースターバニーには特別なスナックはないようです。手紙を置いておくと、
返事を書いてくれることもあると、知人の子供は説明してくれました。
朝起きると、鍵をつかって家に入ったイースターバニーが置いていってくれた
プレゼントやバスケットに入ったお菓子などがあります。
クリスマスほどではないようですが、子供の希望するプレゼントは
事前に連絡が取れるらしい親や祖父母などが伝えてくれるようです。
クリスマスと同様に、商業的要素が強いと否定的に見ることもできますが、
真剣に説明をしてくれる子供の様子を見るとその気持ちを大事にして
あげたくなります。イースター前に、バスケットやスナックなど買い込む大人も、
子供同様に一緒に楽しむことがこのイベントの意味するところなのでしょう。
家族や友人、知人達とイースターディナーを共にして、大人にとっても子供にとっても、これは大事な思い出です。今回その思い出の一部に、私も加えてもらえて
とても幸せです。
先のエッグハントを主催した方が、子供たちにエッグハントを楽しむのは
もちろんだけれど、空を見上げて、または周りにある木々や花々を見て、
その存在を神様に感謝をしましょうねと話していましたが、イースターは
子供とプレゼントにびっくりする、楽しむ、親しい人との特別な食事を楽しむ、
という時間を持てることを感謝する、という大事なイベントなのだと思いました。
H.K