2012-04-23
先日、7歳になる息子と二人で1週間ほど日本に帰国してきました。
行く前には「いいね~。素晴らしい体験だよね~。楽しんできてねえ~」
とたくさんの方から言われましたが、当事者としては、ちょっと目を離すとどっかへ行ってしまうガキンチョと二人の旅行は楽しみなんかより、
修学旅行の引率気分。
まあ~終わってみれば、良い旅でしたけど。
今回の旅行で何が一番素晴らしかったかって言うと、タイミング良く、日本は桜満開のシーズンだった事。
どこへ行っても桜、桜、桜、桜…….。
桜が日本人の心の真ん中にあるのを改めて感じました。
東京観光の定番、浅草にも行ってきました。
平日にも関わらず、仲見世通りは、外国人観光客で溢れんばかり。
1年前の震災から随分と外国人観光客も戻ってきてよかったなあ~なんて思っていると、ほら、あっという間に居なくなりましたバカ息子…..。
金も持っていないのに向かいの店で買い物している。信じられん。
友達のお土産だ。などという言い訳にもならない言い訳をするが、よく吟味して決めろと一蹴。
結局吟味した結果、全然違うものを購入。
やっぱりな、ほら言っただろ、と親の威厳を示せたのは大変よかった。
まあ~とにかく親子二人で観光していると、楽しい反面、何かと不便があるのを感じるものです。
そんな中改めて思ったのが、日本の“安心”という目に見えない社会インフラです。
そんなに大きな事ではなく、ほんとに小さな“安心”が町中たくさんあって、自己責任ばかりを問われるアメリカに住んでいると本当にありがたい事だよなあ~って思います。
デフレで苦しむ母国日本を見ていると、これだけ石油の値段が高騰しているのに、物の値段がまだまだ安い。(円高なので米国在住者にはあまり実感がありませんが….)
おまけに、時折、過剰ともいえるカスタマーサービス。
これじゃ~、先進国の中でも際立って貧困率が高いのもわかります。
これからの日本は、国際社会でも稀な、この目に見えない“安心”“安全”をもっと目に見える形に変えることにより、色々な価格に反映していくべきではないでしょうかね。
安心・安全がタダの時代は終わったのですから。
鈴木