2012-05-08
ここ最近、パーティーやイベントに参加すると、名刺代わりに「Facebook」を使う人が増えてきている気がします。スマートフォンを取り出し、Facebookで知り合った人の名前を検索。相手の顔写真も見る事が出来る為、あとで名刺を見ながら「う〜ん、あの人誰だったけなぁ」と困る心配もありません。お酒を飲んでしまった日もこれなら安心ですよね 笑
そうして知り合いになった人とは、Facebook上で意見を交換したり、Likeボタンを押したりして意思の疎通をします。私が学生時代に流行していたメッセンジャーが画期的だったのが随分昔の事のようです、、、
Wall Street Journalにこんな面白い記事がありました。
ハーバード大学の神経科学者らが脳画像診断と行動に関する5つの実験を行い、その理由を解明したところ、自分について話すことが、食べ物やお金で感じるのと同じ「喜びの感覚」を脳の中に呼び起こすことが、研究で明らかになったそうです。しかも、それは個人的な会話であっても、FacebookやTwitterでの発信であっても変わらないのだそうです。
このセフルディクロージャーに関する実験では、人は自分の考えや感情を話す機会に対し、通常より高い価値を置くのかどうか、また、その間脳のどの部分が最も興奮しているのかを検証。具体的なテストの内容は、自分のことではなく、他人に関する質問に答えることを人が選んだ場合、その人にお金を払い、逆にその人個人に関する質問であればご褒美のお金は無しとするもの。その結果、金銭的な動機づけにも関わらず、本来得られるであろう金額の17〜25%をあきらめ、自分について話すことを選ぶ人が多かったそうです。MRIで脳の反応を見てみると、セルフディスクロージャーを行うと中脳辺縁系ドーパミン経路に関わる脳の領域の活動が高くなっている事が判明。ここは食べ物やお金などで得られる満足感や快感と関係している部分なのです!
日常会話の約40%は、自分が何を感じ、どう考えたかを他人に話すことで占められているそうです。それがインターネットを通してだとしても、人は他人に話を聞いてもらうのが好きなんですね。
少し話が変わりますが、立場や肩書きによらずに誰もが思ったことや感じていることを自由に発言できる場を提供している日本のNPO団体の記事を読んだことがあります。4年間で1500人が参加し、全国各地で開催しているそうです。色んな面白い事を考えつく人がいますね。
と色々書いた後に思ったのですが、相手に喜んで貰う、好きになって貰うには、話をしてもらう事が大切なのではと。つい初対面だと、あのムズムズした空気感が嫌で間を持たせる為に自分が話すぎてしまう事があります。その結果余計な事も話して、墓穴を掘る恥ずかしい事態に、、、初対面の人には質問を投げかけて相手に話をしてもらうよう早速普段の生活でも使ってみようと思います。これで私の人見知りも克服できるかもしれません!
奥村真知子