2012-09-17
最近、日本に限らず世界中の国々で政治が上手く機能していません。
ねじれ国会となっている日米では一つの法案を通すのに莫大な時間とお金を費やしています。
そして、アメリカではもう2ヵ月後に迫っている大統領選挙。
日本でも又、総選挙が行われるのでは、なんて話にもなっています。
2012年は台湾、ロシア、フランス、アメリカと多くの国でその国のリーダーを決める選挙が行われています。
しかし、そのどれを取っても、圧倒的多数を取るのが難しくなっています。
それはなぜか?
今の時代は、20世紀と違い、インターネットを通してたくさんの人が色々な情報にアクセスでき、それにより個人の価値観が、昔と違い多種多様になっているからではないかと思います。
マジョリティーをベースに物事を進めていく民主主義というイデオロギーが成り立たなくなっているという事でしょう。
その昔、イギリスの元首相チャーチルが言った有名な言葉で、
「民主主義は最悪の政治形態だ。ただし、これまで試されてきたすべての政治形態を除けば。」
というのがありますが、まさに今こそ人間の英知で新しいものを創造していく時なのかもしれません。
そして尖閣諸島や竹島、北方領土のような領土問題。
我々は今までの歴史で、領土問題を戦争以外で解決したことがないという事を認識しなければいけません。現在の国際ルールはあくまでも第二次世界大戦後につくられたものです。歴史の解釈や線引きというのはそれぞれ違うものです。当事者同士というのは、“絶対に自分達が正しい”と思っているわけで、領土問題については、今までのやり方を踏襲する場合、極端な言い方になってしまいますが、戦争をする覚悟が必要だという事です。
ですので、日本、韓国、中国が、世界に先駆けて今までにはない両国とアジアの繁栄のシンボルとなるような解決策を是非実現してもらいたいものです。
アジアを代表する三国がそろそろ西欧社会が作ったシステムから脱却する時ではないでしょうか。
新しい事をやる時は、かならず軋轢や反対が多いものです。
それでもそれに負けない強いリーダーシップを持った政治家が早いところ生まれてくるといいなあ~と願っています。
鈴木