2012-09-26
このところよく、「細い」とか、「Toned」、つまり引き締まっている、というところでしょうか、そんな嬉しいコメントをいただくようになりました。私は10代の半ばから20代前半までかなりぽっちゃりタイプだったので、いつも自分の中での自己認識はオデブ。多感な時期に太っていたので、やはりこの時期の自分の認識がどうしても心の中からぬぐえないのだと思います。細い、引き締まっている、と言われるととても嬉しいとは思うのですが、自分の中の認識はやはりオデブ感をぬぐえません。ぽっちゃりオデブ時代は、あれこれと流行るダイエットに挑戦し、少し痩せたり元に戻ったりを繰り返した青春で、細い細い日本人の女の子たちの中にいて、正直なところやはりコンプレックスだったことに間違いはありません。新しいジーンズや服を購入するのもいつも一抹の恥ずかしさが伴ったものですし、いつもゆったりめの服装でビキニなんて一生私には無理だと信じていました。それがこのトシになって、まわりから細い、引き締まっている、更には少数派のご意見ですが、スタイルが良い、とまでおっしゃってくださる方々もおられ、あらあら、どうしたのかしら、とドギマギしつつ、長生きをするのも悪くないなぁ、なんて悦に入っている昨今の私です。
何故急にそんな風に見えるようになったのかしら、と考えてみました。特にダイエットなんて何年もしていません。お恥ずかしいお話しですが、私は食べ物の好みが偏っており、それに加えてお菓子好き。子供のような食の嗜好でして、朝起きていきなりアイスクリームを食べることだって、チョコレートを食べることだって、ポテトチップスを食べることだって全然OKです。朝起きて、夜中過ぎにベッドに入る直前まで、ず~~~~~っと何かを口にしており、仕事中も、口にクッキーなんかを加えてコンピューターに向かっている姿は、私のまわりの皆さんにはもう自然の光景になっているかと思われます。バターが大好き、チーズも大好き、脂肪分たっぷりの食べ物には目がなく、主食はチョコレート、と言っても嘘ではないくらいチョコレート好き。フルーツも大好き。お料理はあまり好きではないらしく、飼い猫の食事の支度のほうが自分の食事の用意より手がかかるくらい。栄養のバランスなど考えたこともなく、食べたいと思ったものを口にしているだけです。
にもかかわらず、スタイルがよい、なんて嬉しいことを言ってもらえるようになった原因をよくよく考えてみると、ズンバ、この一言につきます。以前にもズンバにはまっていることについて書いたことがあると思うので、リバイバルですが、痩せたいと思っておられる方、何か運動はしたいんだけれどジムの機械運動はどうも気が進まない、という方、皆様に私のズンバ熱をおすそ分けしたいと思い、またまたズンバについて語ります。
私はNYSCのメンバーなので、ここのズンバクラスを受けています。週に3回、4レッスンが目標。よほど重要な用事や体調の不備がない限り、私の1週間はズンバを中心に過ぎてゆきます。NYSCのズンバクラスは最後のストレッチも含めて55分。(スケジュールによっては45分という短いものもあります。)インストラクターによってかなりコリオ(振り付けのことをインストラクターの人たちはコリオって言ってるみたいです。)も違いそれぞれに特徴があって、その気にさせてくれるインストラクターに出会うことが一番大切です。”その気”にさせてくれるインストラクターはやはり人気が高く、インストラクターのまわりを囲んで場所取りが大変。ちょっとした喧嘩になるくらいです。私は2列目で斜め横からインストラクターの全身が肉眼で見える場所がお好みです。ちょっとスタジオに入る出足が遅れてしまってお気に入りの場所を確保できないと、なんだかいつもと同じ運動ができた気にならないのが不思議。特に1~2列目に背の高い大柄な人たちが陣取っていて、しかもしっかりコリオをマスターしていなく音楽と体の動きがマッチしていない人を見ながらは自分のリズムも狂ってしまうのでちょっと不満です。長く同じインストラクターのクラスを取っている受講者はそれぞれが自分の立ち居地を持っていて、みんな一過言ある人たちなので、初心者のうちは3列目のあまり端ではなく、真ん中から少し斜め横のあたりの位置に陣取るのがよいでしょう。インストラクターの姿も垣間見れますし、1~2列目で踊っている上手なベテランさんたちをお手本にすることもできます。
さて、ズンバフィットネスとは何か。コロンビア人のエアロビクスのインストラクターをしていたBeto Perezさんが、ある日、エアロの音楽を家に忘れてレッスンに来てしまい、仕方なく、その時にたまたまバックパックの中に入っていたサルサとメレンゲのミックステープを使ってレッスンをしたところこれが大好評。そこからズンバが始まったそうです。ズンバはラテンの各種ダンスやヒップホップ、Bollywoodダンスなどをベースにしたローインパクトのエクササイズで、本当に嘘じゃなく全身の筋肉を使わされます。テンポの速い音楽、スローな音楽を色々と取り混ぜながら心拍数をコントロールしつつの運動で、ローインパクトですから汗もたっぷりかきますし、筋肉もどこかだけに集中した運動ではないので、脚だけ太くなる、なんてこともありません。1日コンピューターの前に腰をかけて仕事をした後のむくんだ足もズンバの後はすっきりほっそりしているくらいです。ダンスのステップをベースにしていますが、ダンスではないので、ステップはそう難しいことはありません。いくつかのパターンがあって、音楽によって大体パターンがつかめるようになるので、音楽と体の動きがシンクロし始めれば、後はそう難しいものでもないですし、何よりも、音楽が耳に入ってきた瞬間に体が嬉しくてニコニコし始めるのが自分でもよくわかります。とにかく、下手だろうと上手だろうと、楽しければいい、ステップがわからなくてただ飛び跳ねているだけだってカロリーは消費されるでしょ!というのが私の大好きなインストラクターの口癖。とにかく楽しいのが、ズンバがこれだけたくさんの人たちに愛されている理由でしょう。一説によるとズンバを踊っているとエンドルフィンが脳内にたくさん出るそうな。私なんて快感値がふれきっちゃってるかもしれません。
リズム感なんかないし、人前で踊るなんて恥ずかしい、なんて思ってしり込みしないでください。私もリズム感なんてこれっぽちも持ち合わせてませんし、どちらかというとヨガ系のノ~ッタリしたテンポの私で、ラテンの血なんて一滴も持ち合わせていませんが、3年続けると軽い気分で踊れるようになりました。しかも40歳をすぎてからですよ。ちょっとじゃなくたくさん過ぎてます。。。最近はどういうわけか、同じレッスンを受けている人たちから声をかけられるようになってズンバのときだけ仲良しの人たちもでき、それもまた楽しいものです。そして気がつかないうちに体がひきしまり、人からお褒めの言葉をいただけるまでになった私です。このトシでここまで体が動けば上等、上等、とこのところ気持ちもよろしく、おばあちゃんになってもズンバを踊っていたいと心から願っている私です。
私のとっているレッスンのひとつはハセガワマミさんという日本人の方が教えておられるレッスンです。全く体に脂肪がついていなく、それこそ引き締まったかっこよいスタイルのインストラクターで、ヒップホップなダンス系のコリオが中心で、心臓にそう大変じゃないのに、たっぷり楽しく汗をかかせてくれる素敵なインストラクターです。是非マミさんのレッスンを受けてみてください。マミさんから聞いたのですが、彼女もズンバを始めて3年くらい。すぐにはまって、1日に2レッスンを毎日繰り返したら、1年で知らないうちに20ポンド(40ポンドだったかも)も痩せていたそうです。
これから寒い冬がやって来て、家の中にこもりがちになる季節ですが、こういう季節にズンバを始めておけば、来年の夏はビキニでビーチバケーションをしてますよ、きっと!私はビーチにも行かないのにビキニショッピングが大好きです。
I love Zumba!
((大矢))