今年も早いものでもう数週間ですね。武田です。
この時期NYは一年で一番町全体が輝いて、とても良い雰囲気です。マンハッタンのあちこちで、クリスマスマーケットが開設され、スケートリンクができて、ツリーが点灯して、ホリデースピリッツに溢れています。道を歩いていると、道端でもみの木が売られていい匂いがしますし、街行く人もいっぱい紙袋を抱えていて「きっと家族や大切な人にプレゼントを買っているんだろうなぁ~」と想像をかきたてます。まぁ、相変わらずせかせかはしているNY人ですが、ハッピホリデーと挨拶し、なんだかちょっとだけgivingな感じになっているこの雰囲気、とても好きです。
そんな幸せ気分一杯の12月なのですが、唯一私があまり好きではないのが、クリスマスショッピングです。
普段の買い物は大好きで、友達や家族に喜ばれるものを想像しながらショッピングするのも大好きなのですが、たくさんの人に、クリスマスまでにプレゼントを買って、しかもラッピングとかまで考えなきゃいけない感が、苦痛なんです。
私は家族は日本にいるので、クリスマスは自分の実家ではなく、彼や友達などの実家in アメリカで過ごすことがほとんです。クリスマスはなんとなくカップルのイメージが強い日本ですが、アメリカでは家族で過ごす時間なので、いろんな親戚や人が集まります。そうすると、会ったこともない人や遠い親戚の子供などにもプレゼントを買わないといけないことになります。
今年は彼の実家で過ごしますが、参加者リストを基に買わなきゃいけないリストを作成すると一番下は2歳から上は70歳までの老若男女に計10個はプレゼントを買う計算となってしまいました。
今でこそ便利なオンラインショッピングがあるからいいものの、趣味や嗜好が未知で、一年に数回しか会わない人それぞれにプレゼントを思いつくまでにも長~い時間がかかってしまいます。
たとえば、赤ちゃんレベルの子供のプレゼントを買うのは可愛くて、着せ替え人形的な感じで選べるので良いのですが、難関はサイズです。○○ヶ月用と書いてあるものは良いのですが、それでも「ぴったりを買ったらすぐ着れなくなっちゃうし、、」と悩んでしまいます。靴だったら、その子供の親にわざわざ連絡をとってサイズを聞かないといけないし。
キッズレベルの子供服は、またサイズチャートが違います。ショッピングをしていて、初めてHusky Sizeなるものの存在を知りました。年にしては、がたいの大きい子用サイズだそうです。
私にとって、一番難しかったのは13歳前後の男の子に買うものでした。自分が超女系家族だったので、このくらいの年の男の子、ましてはアメリカ人の今どきの男の子が何に興味があるか、全く想像不可!この歳になったら、そろそろ親が買ってくる服も着ないだろうし、かといってビデオゲームも芸がないし。。。散々雑誌やインターネットでギフトガイドを見て、それでもお手上げだったので、両親に何が好きか、欲しがっているか聞いたところ、「本が好き」とのこと。
・ ・・ますます難しいお題になってしまいました。
ティーン向けの本で、これまた何が人気なのかリサーチし、ナルニア、ロードオブサリング、ハンガーゲームが御三家ということを突き止め、両親に念のため聞いてみると、「これはもう全部読んでる。」とのこと。ガーン。
その後もずっとずっと悩んで、悩んだ末、手塚治虫の漫画「火の鳥」全巻セット英語版を買ってみることにしました。私は「火の鳥」を小学生くらいのときに読んで衝撃を受けすぎで若干トラウマになったのですが、13歳だったらもう大丈夫(・・・ですよね・・?)。読む前と読んだ後では人生変わると思っているので、この感動は国境を越える!と信じています。気に入ってくれるといいのですが。
最初にアメリカで「ギフトレシート」なるものの存在を知ったときは、なんて風情がないの-! と唖然としましたが、今では、これだけ悩んだプレゼントたちを放置されるのは悲しいので、気に入らなかったらどうかお金に換えてあげてちょうだい・・・と思ってしまうのでした。
先週末で10人分はほぼ終わりました。
これから、友達、自分の家族分です。まだまだ終わりません。
何かオススメのアイディアのある方、stakeda@actus-usa.comまで連絡ください。