2013-04-17
テレビっ子世代で、子どもの頃からとにかくテレビを見ることが大好きだったのですが(あえて具体的なTV番組はここであげませんが。。。)
家にCableを引いておらず、番組の合間に入るCMも面倒で、最近は少し前のTVシリーズなどをDVDで見ることが多くなりました。
友人の勧めで見始めたのが、BBC製作のサイエンスフィクション“Doctor Who”ですが、すっかりはまってしまいました。
イギリスでこのシリーズの放送が始まったのは1963年。ギネスのワールド
レコードに”the longest-running science fiction television show in the world”として認定されているそうですが、私が見ていたのはシリーズがしばらく中断し
再開された2005年以降のものです。
主演のDoctorは9代目(Christopher Eccleston)から、11代目(Matt Smith)で、 Matt Smithはまもなく始まるSeries 7にも継続して出演しています。
お話は、Time LordであるDoctorがタイムマシーンで時空を旅するものです。
このタイムマシーンはシリーズの始まった1963年にイギリスでよく見かけたというブルーのPolice Box、”Taradis” 。公衆電話のBoxのような大きさですが、
中に入ると大きなスペースが広がり、真ん中にタイムマシーンが鎮座しています。
このタイムマシーンを操り旅をするDoctorに名前はなく、あくまでも”Doctor”。
不死のhumanoidで年齢は900歳以上、2つの心臓を持ち、再生により姿を変えて旅を続けます。
どのような因果で地球人(human)を助けるようになったかは不明ですが、Doctorはhumanをこよなく愛し、彼の多様な知識によってhumanは助けられます。
時代を超えて飛び回るDoctorですが、不死ゆえに数々の出会いや別れがあり、彼の悲哀や孤独感、一緒に旅をするパートナーとの関係ややり取りが、サイエンスフィクションらしく惑星人の登場とともに、それぞれのエピソードをより多彩に
しています。
私のお気に入りは、10代目DoctorのDavid Tennantです。
9代目のChristopher Ecclestonは、初めてみた時なんとも地味な人だなという印象でしたが (実際彼は、1シリーズしか出演しませんでした。), 対するDavid Tennantは大きな目が特徴のエネルギッシュで感情の表現も豊かなキャラクターです。それゆえに、ストーリーや彼の感情に、より共感しシリーズをさらに
魅力的なものにしていると思います。
11代目Matt Smithは顔がでかいな(失礼!)という印象のDoctorですが、
彼のシリーズはdarkなものが多く、私としては早く次のDoctorを待ち望んでいるのですが。。。
つい最近1974-81年に放送されたDoctor Whoを見る機会がありましたが、正直セットがチープで見続けることが難しいほどでした。サイエンスフィクションゆえに、テクノロジーの発達がこの番組をより高度に興味深いものにしていることを実感しました。
もうすぐSeries 7が始まるとの事で楽しみにしていますが、どうも今までアメリカでこの番組は好まれなかったようで、残念ながらDVDになるのを待たなければ
ならないようです。
季節も麗らかになってきて、外に出る機会も多いとは思いますが、今日はお家にこもってDVD鑑賞というときには、時間を無駄にしたとは思わせない、個人的な意見ながらお勧めのTVシリーズです。
神長