2013-08-28
週末にNYのアップステートのRhinebeckで催された、Dutchess County Fairに
行ってきました。
毎年8月の第3週目に6日間開催されているということで、今年で168年続いているFairだそうです。
New York Stateの中でも2番目に大きなFairとの事で、とにかく内容は盛りだくさん。牛、馬、豚のいる建物があったり、いろいろな種類の鶏やうさぎなどがいたり、牛の乳搾りを見せる建物があったり(1日1頭の乳牛で8ガロンの牛乳が出るそうです。)フリージアやダリアなどのお花の展示会など、農業関係の展示から、手芸の展示会、コンサートやバイクや人のアクロバット、テントの中ではピエロが子どもたちを楽しませたり、petting zooがあったりと大人から子どもまで楽しめる様々な催し物がありました。
この時だけ設置される遊園地や、フードベンダーも軒を連ね朝から晩まで過ごしても時間が足りないほどです。
豚のレースを見ましたが、設置された楕円形のレース場は3-4列のいすの設置はありますが立ち見の人たちがさらにそれを囲んで、人の頭の間から観戦しなければならないほどの盛況振りでした。小さな豚のスピード感あるレースがある一方、大きな豚の気まぐれなゆったりとしたレースでは、途中で突然止まってしまった豚さんと後から追いついた別の大きな豚さんの、最後はゴール間際の大接戦に観客も大興奮。私も夢中になってしまいました。
“ Dancing Diggers”という、4台のショベルカーが音楽に合わせて踊る(?)というショーもなかなか見ごたえがありました。
結局はJCBという会社のショベルカーがいかに安定性があり、機能的かを宣伝するショーのようではありましたが、それでも運転席が45度以上も傾くほどシャベルの部分を延ばしたり、片方の足場を伸ばしても大丈夫な様子には素直に感心してしまいました。
日本には超小型のショベルカーがありますが、10台くらい集まって動き回って踊ったら、“kawaii”と評判になるかも知れません。
フードベンダーはたくさんあったのですが、そのなかでもFunnel cakeという、生地を油であげて粉砂糖をかけてある食べ物を売っているお店がたくさんありました。このようなFairなどの場所でしか売っていないとの事で、どこも列ができていることが多く、このシンプルな食べ物に、アメリカ人の特別な思いを感じました。
入場料は$15 , 食べ物や遊園地の乗り物も料金がかかりますが、それ以外の展示やショーなどは無料です。夏の最後の思い出に毎年楽しみにしている人たちがたくさんいるのだなと、駐車場の出口へ向かう数十メートルにもわたる列の車の中で、つくづく思いました。
神長