2013-09-11
夏が終わろうとしている時期ですが、シカゴはここ数日90Fを超える気温を記録しております。皆様は夏を満喫できましたでしょうか。私はイマイチでした。
秋はおいしい食べ物が多く、文学にも良い時期とされ、日本では読書の秋と言われております。皆さんは、紙派?タブレット派?私は、まだまだ紙で読むのが大好きで、大事な本は、ハード版で保存しております。
この秋、私は今年の秋こそ読み途中のものである、「都会と犬ども」マリオ・ガスパル・チョサを終わらせる予定ですが出来るかどうか、または、日本に帰国した時に購入した、「多崎つくる・・・」村上春樹を読もうか。
それか、一番大好きで大事にしている「百年の孤独」ガルシア・マルケスを数度目ですが読もうかと思います。
ちょこっと、大好きな本の宣伝をさせていただきます。
この本の内容は、ホセ・アルカディオ・ブエンディアを始祖とするブエンディア一族が蜃気楼の村、マコンドを創設し、隆盛を迎えながらも、やがて滅亡するまでの長い100年間(何世代もの出来事)を 舞台としていて、その中に、幻想的な出来事、個性的な人物が登場したりするのです。また、生と死、希望と絶望などを織り交ぜながら、ブエンディア家の孤独の運命について描いているとっても不思議な本なのです。登場人物は同じような名前が多く、ラテン系に多い長い名前だったりして、時々前に戻って読み直したりします。この本の魅力は、表現力のすばらしいところや理解できない文化の部分を知ることが出来ること。土を食べてる人が出てきたり、幽霊のような人物がいたり、自分の想像力ではついていけない内容もありますが、楽しいです。
スペイン語で読めればもっと直接的に感じられるのでしょうが、私は日本語で読んでいます。お時間のある方は、是非一度読んでみてください。
皆さんもこの秋、読書を楽しんでみては如何でしょうか。
稲葉