2013-10-15
武田です。
先週の木曜日、金曜日の1泊二日で、オーランド、フロリダに行って来ました。
休暇♥、ではありません。コンベンションへの参加です。
私が参加したのは、American Staffing Associationという人材派遣、紹介関連の団体が毎年開催するStaffing Worldというコンベンションです。
これは人材業界最大のコンベンションで、3日間にわたって人材派遣、紹介業界関係者が全米から集まり、セミナーやネットワーキングイベントに参加する、という内容です。また同時にエクスポも開催され、ベンダーが集まり、サービスの案内をします。
私は2日間の参加だったのですが、非常に有意義な時間を過ごしました。この仕事をしていると、色々な方にお会いする機会がありますが、全米の同業他社と接する機会は少ないため、それも非常に面白かったです。同じリクルーターでも、扱う業界もバラバラで、テキサスのリクルーターとウィスコンシンのリクルーターではカラーも全く違うものです。
人材紹介、派遣業は近年のデジタル化、モバイル化に伴い激変の時代を迎えています。今でこそ、インターネットでほとんどの情報が入手できますが、10年前は、それこそ会社の人から会社の内線番号が一覧になったdirectoryを入手するところから候補者サーチは始まっていました。そう考えると、今の時代の人材サーチはなんて簡単なんだと思われるかもしれませんが、そう一筋縄ではいかないものです。
数年前には存在しなかったIT関連ポジションは、バックグラウンドを持った候補者が万年不足しています。また就職、転職活動をタブレットからできる時代、候補者の持つ情報量、選択肢は何倍にも何十倍にもなっていて、私達のようなリクルーティングエージェンシーの存在価値やリクルーターとしてのアプローチ方法を再度考え直させることになっています。
最近では毎日のように、モバイル・タブレットの波に乗り遅れた各企業の苦戦ぶりを目にしますが、これは私達の業界への警鐘でもあると思います。これは私個人的な指標でもあるのですが、いつになってもどんな時代でも、芯を持ちつつ、同時に変化に対応できるしなやかさを持っていることの大切さを改めて認識する機会でした。
セミナーの一つで、一般的に採用企業のリクルーティングエージェンシーに対する満足度、候補者が感じるリクルーティングエージェンシーの存在価値は、私達エージェンシー自身が認識しているものよりもはるかに低いというちょっと悲しいデータがありました。身が締まる思いでしたし、この数字が少しでも改善していくよう、私も頑張りたいと思いますので、このブログを読んでくださっている皆様、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。