2013-12-18
先日、友人が自分の子どもにゲームだと言って色々と質問をされているのを横で聞いていたのですが、その数々の質問の中で、私も真剣に考えてしまったのが、「怖いものは何?」でした。
ちなみに私の友人は、Death、と応えていました。小学生の子どもを相手にそんなに深刻な回答をするなんて、流石にアメリカ人だと横で聞いていて苦笑してしまいましたが、ふと、私は死ぬことが怖いだろうか、と考えることに。そして、死ぬ、ということが実感として沸かないからか、死ぬこと自体は怖くないんじゃないかと考えるに至り。。。
もし、今、何かのとんでもなくアンラッキーな事故にでも巻き込まれ、一瞬にして私がこの世から去ることになっても、私はそれはそれでいいかな、と思います。こんなことを書いているからと言って、私は落ち込んでいるわけでも、何かにひどく落胆しているわけでも、希望がないわけでも、人生が楽しくないわけでもなんでもありませんので、誤解されませんように!私は今、生きていることがとても楽しいですし、人生折り返し地点をトックに過ぎて、マラソンで言えば30km、もしかすると35Km地点くらいにいるのかもしれませんけれど、だからと言ってこれからの人生に期待も望みもないわけではありません。やりたいこともいっぱい、欲しいものもいっぱい。でも、今、この瞬間に私の人生が終わってしまったとしても、それはそれでいいかな、と心の底から思っています。ただし、母が悲嘆にくれるだろうということと、うちの2匹の猫たちを誰が愛してくれるかな、というこの2つだけが心配ですが、まぁ、それも、きっとどうにかなるわけで。
つくづく考えるに、私が怖いのは「痛み」です。実際に体が感じる痛みも心で感じる痛みも大嫌い。痛みに対しての忍耐力がないへなちょこな私です。ですから、いつでも鎮痛剤は持ち歩き、頭痛が襲ってきたら迷わず服用です。厄介なのは心の痛み。心の痛みに即効力のある薬はないのでは。でも、この心の痛みほど、本当はきちんと治療をしなければならない痛みはないのではないでしょうか。私はお酒が飲めません。心が痛くて仕方がないと、こんな時、普通の大人はお酒を飲むんだろうなぁ、と思うのですが、やけ食い?心が痛み始めると食べる気になれないものではないですか?私はだめです。食べられい、眠れない、って感じです。時間薬、なんて言葉がありますが、どうかなぁ。時がたてば自然と治る痛みもあれば、放っておくとどんどん痛みがひどくなるものもあるものでは。確かに時が解決してくれることもありますが。やっぱり心の痛みをやわらげてくれるのは、愛情なんじゃないでしょうか。本気で心配して話を聞いてくれる友人です。そういう友人に話すことで、痛みが和らぐもののように思います。話していると、一瞬はそんな痛みが滑稽に感じられたり。自分ひとりではわからなかった新しい発見があったり。
私達リクルーターの仕事は、少しそういう友達という存在に似ているかもしれません。仕事を、社員を失った時、職場で嫌なことがあって転職をしたいと考えた時、社員に辞表を出された時、辛いですよね。ですから、私たちにはオープンにその痛みをシェアーしてください。そうすることで、痛みがやわらいで、新しいことに向き合うフレッシュな気持ちが見つかるのではないか、そうあって欲しいと思っています。
今年1年、私達のこのブログを読んできてくださった皆様、本当にありがとうございました。私達は日々、真剣にこの仕事に取り組んでいます。これからも、真剣に取り組み続けていく所存です。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。
では、少し早いですが、2014年の皆様とご家族の皆様のお幸せを心よりお祈りいたします。
どうぞよいお年をお迎えください。
アクタスコンサルティング
大矢まどか