2014-04-29
5月14日から5月18日まで開催される、LIC Arts Openを紹介いたします。
今年で4回目となるLIC Arts Openはロングアイランドシティーの町をあげての
イベントで、当初MTAは7番線の週末工事を予定していましたが、イベントの
サポートのために、工事の中止を決めました。
この期間アーティストのオープンスタジオやダンスなどのパフォームやコンサートなど様々なイベントが用意されています。
少々残念なのは、ロングアイランドシティーのアートの町としての象徴とも言える場所だった、5 Pointzの本拠地として使用していた建物がなくなってしまったことです。昨年まではこのイベントだけでなく、週末にも人を集めていた建物は、
オーナーからの立ち退きにあい、壁一面を飾っていたGraffitiには上から白いペイントが塗られています。ここ数年ロングアイランドシティーには、洒落たコンドミニアムやアパートメントが林立していますが、同様に高級アパートメントが建設予定とか。
昨年中には建物を壊し始める、という話も聞いていましたが、今だに計画が進んでいる様子はなく、無造作にGraffitiの上から塗られたペイントに覆われた建物は、ただの“建物”になってしまいました。Artがなくなり、活気を失うのは人間だけでなく、無機質な建物にも起こるのですね。しかしこれもある意味、Artなのかも。
話が横道にそれましたが、今年のLIC Arts Openには250人以上のアーティストが参加し、80以上の催しが計画されているそうです。オープンスタジオやほとんどのイベントは、FREE! 知り合いのアーティストも参加しているので、作品の一部が見られるサイトをご紹介します。(http://piscesaquariusart.wix.com/arts)
17、18日の週末に開催されるオープンスタジオは、普段外からうかがい知れない建物の中やアーティストのスタジオを探検できます。実際にアーティストと話をしながら、彼らの作品を見ることもでき、気に入った一品があれば購入も可能です。
昨年オープンスタジオを見て回りました。点在するスタジオを回るのは、結構大変でしたが(昨年は大雨でした。。。)、マップを見ながら次はどこに行こうと考えるものもなかなか楽しいものでした。
Vernon Blvd. 沿いには、レストランやカフェ、バーなどもあるので、
疲れた足を休めるにも事欠きません。天気がよければEast river沿いの公園に足を運び、芝生の上で寝転びながら、往来する船をのんびり眺めるのも楽しいでしょう。
LIC Arts Openの詳細は、http://licartsopen.org/をご覧ください。
それではArtな春をお楽しみください!
神長